
こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。 健診結果を受け取り、こんな戸惑いを感じたことはありませんか?
「他の項目はすべてA判定なのに、LDLコレステロールの数値だけ基準値を超えていた」
「LDLコレステロールが高いと言われても、それが何を意味するのか分からない」
「数値を下げる方法を調べても、情報が多すぎて何から始めればいいか分からない」
健診結果でLDLコレステロールの数値だけを指摘されると、他の項目に問題がないだけに、かえってどう受け止めればいいのか分からなくなってしまう方も少なくありません。
実は、LDLコレステロールという数値の意味と基準値の考え方を正しく知ることが、数値を下げる方法を実践するための第一歩になるかもしれません。多くの方が「コレステロールが高い=脂っこいものの食べすぎ」というイメージを持っていますが、実際には、それだけでは説明のつかない仕組みが体の中にあります。
今回は、LDLコレステロールの基礎知識から基準値の目安、そして今日からできる数値を下げる方法まで、順を追って解説します。
そもそもLDLコレステロールとは?
LDLコレステロールは、コレステロールを全身の細胞へ運ぶ役割を持つ脂質の一種です。コレステロール自体は、細胞やホルモンを作るために欠かせない材料ですが、LDLコレステロールが血液中に増えすぎると、血管の壁に蓄積しやすくなります。
これに対して、余分なコレステロールを回収する役割を持つのが、善玉と呼ばれるHDLコレステロールです。LDLコレステロールとHDLコレステロールは、どちらもコレステロールを運ぶという点は同じですが、その役割の方向性が異なると理解しておくと分かりやすいでしょう。
健診結果でLDLコレステロールの数値だけが指摘されるのは、この2種類のコレステロールのうち、蓄積されやすい方のバランスが崩れているサインかもしれません。
LDLコレステロールの基準値、どう見ればいい?
健診結果の基準値の欄を見ると、LDLコレステロールの数値がどの区分に入っているかが示されています。
一般的には、LDLコレステロールの数値がおおむね120mg/dL未満であれば基準値の範囲内とされ、120〜139mg/dLは要注意、140mg/dL以上は高値とされることが多いとされています。
ただし、この基準値はあくまで一般的な目安であり、年齢や他の健診結果、生活背景によって、同じ数値でも受け止め方が変わる場合があります。基準値を超えているかどうかだけでなく、ご自身の数値がどのあたりに位置しているのかを把握しておくことが大切です。
なぜLDLコレステロールの数値が高いと良くないのか
LDLコレステロールの数値が基準値を超えて高い状態が続くと、血管の壁にコレステロールが蓄積し、血管が硬く狭くなる動脈硬化が進行しやすくなると考えられています。
動脈硬化が進行するメカニズムについては、当院の動脈硬化に関する記事でも詳しく解説していますが、LDLコレステロールの数値はその進行に関わる重要な要素のひとつです。数値が基準値を超えている期間が長いほど、血管への負担が積み重なっていく可能性があります。
今日からできる、LDLコレステロールを下げる方法
LDLコレステロールを下げる方法と聞くと、「揚げ物を控える」「卵を減らす」といった、食事からコレステロールを摂らないようにする対策を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実はLDLコレステロールの多くは、食事から摂取したものではなく、肝臓で作られていることをご存じでしょうか。体内のコレステロールのうち、食事由来のものは一部にとどまり、大部分は肝臓が自ら合成していると考えられています。
つまり、LDLコレステロールを下げる方法として本当に重要なのは、「何を食べないか」よりも、「肝臓がコレステロールを作りすぎない状態を保つこと」です。ここでは、意外と見落とされがちな下げる方法のポイントを3つご紹介します。
意識ポイント① 肉の脂身やバターなど「飽和脂肪酸」を減らす
LDLコレステロールを下げるうえで特に意識したいのが、飽和脂肪酸の摂りすぎです。脂身の多い肉、加工肉、バター、生クリーム、洋菓子などを摂りすぎている場合は、量や頻度を見直してみましょう。肉だけに偏らず、魚や大豆製品などに置き換えることも有効です。
意識ポイント② 水溶性食物繊維を意識する
野菜、海藻、きのこ、大豆、未精製穀類などに含まれる食物繊維は、LDLコレステロールを下げる食生活の重要な要素です。毎日の食事に少しずつ取り入れていきましょう。
意識ポイント③ 体重と運動習慣を見直す
肥満がある方では、適正体重に近づけることが脂質代謝の改善につながります。また、ウォーキングなどの有酸素運動を習慣化することも、脂質異常症全体の改善や動脈硬化予防に役立ちます。
生活習慣を見直しても数値が下がらない場合
睡眠やストレス、食事といった生活習慣を見直しても、LDLコレステロールの数値が基準値まで下がらない場合もあります。体質によって、生活習慣の影響を受けやすい方と受けにくい方がいるためです。
そのような場合は、生活習慣の見直しに加えて、治療として内服薬などが選択肢に挙がることもあります。「治療」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、生活習慣の工夫を補うひとつの方法として、抵抗なく相談していただければと思います。
最後に
健診結果でLDLコレステロールの数値だけを指摘されると、戸惑ってしまうのも無理はありません。
しかし、基準値の意味を正しく理解し、数値を下げる方法を今日から少しずつ実践していくことで、将来の血管の健康を守ることにつながります。
「LDLコレステロールの数値だけ指摘された」「基準値を超えているけれど何から始めればいいか分からない」という方は、一度ご自身の数値と向き合ってみませんか。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
① 把握
まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。
② 体験
医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。
そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。
また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。
「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。
③ 納得
患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。
だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。
管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。
治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの”身近な相談窓口”でありたいと考えています。
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