西新宿セルフライフ内科クリニック

高血圧

「血圧が高め」と言われても、特にどこも痛くないし、普段通り生活できている——そう感じている方は少なくありません。

実は高血圧は、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま進行することが最大の特徴です。だからこそ「まだ大丈夫」と感じやすいのですが、裏を返せば、今のうちに気づいて対策を始めれば、多くのリスクを防げる病気でもあります。このページでは、高血圧がどのような状態か、なぜ早めの対策が大切なのかを、順を追ってわかりやすく解説します。

高血圧とは

高血圧とは、心臓から送り出される血液が血管の壁を押す「圧力」が、正常な範囲を超えて高い状態が続くことをいいます。

心臓は血液を全身に届けるポンプとして、1分間に約60〜80回、1日に換算すると約10万回もの拍動を休まず繰り返しています。血圧が高い状態が続くと、この拍動のひとつひとつが血管の内側に負担をかけ続けることになります。

血管の内側には、血液をスムーズに流すための繊細な細胞の層がありますが、高い圧力が続くとこの層が少しずつダメージを受けます。そこにコレステロールなどが入り込みやすくなり、血管の通り道がだんだん狭くなる——これが、高血圧が「サイレントキラー」と呼ばれる理由です。

裏を返せば、この悪循環に入る前に生活習慣を見直したり、必要に応じて治療を始めたりすることで、進行を食い止められるということでもあります。

高血圧の原因

塩分の摂りすぎ

塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度を薄めようとして血管内に水分が取り込まれ、血液の量が増えます。血液量が増えるほど血管にかかる圧力も高くなるため、塩分の摂取量は血圧に直結します。

血管の収縮

加齢による血管の柔軟性の低下、ストレスによる緊張、喫煙などは血管を収縮させます。血管が狭くなると、同じ量の血液を流すためにより高い圧力が必要になり、血圧が上昇します。

肥満

脂肪組織が増えると、血管を収縮させたり塩分を体に溜め込みやすくしたりする物質が分泌されます。また、体が大きくなる分だけ心臓が送り出す血液量も増えるため、心臓への負担が大きくなります。

いずれも共通しているのは、日々の生活習慣を見直すことで、改善に向かえる要因が多いという点です。塩分を控える、適度に体を動かす、禁煙するといった小さな積み重ねが、確実に血圧に影響します。

高血圧を治療しないとどうなるか

高血圧を放置すると、血管は次のような経過をたどるといわれています。

  • 初期: 自覚症状はないが、血管の壁が圧力に対抗しようと少しずつ厚くなり始める
  • 中期: 血管の柔軟性が失われていく(動脈硬化)。血液の抵抗が増し、血圧がさらに上がりやすくなる
  • 後期: 血管の内側にコレステロールなどが蓄積し、通り道が狭くなる。放置が続くと、詰まる・破れるといった重大なリスクにつながる

進行するとリスクが高まるのは事実ですが、どの段階からでも、生活習慣の改善や適切な治療によって進行を緩やかにすることができます。特に初期〜中期のうちに気づいて対策を始められれば、その後の経過は大きく変わります。

高血圧の合併症

自覚症状がないまま高血圧を長期間放置すると、以下のような合併症につながることがあります。少し詳しい内容になりますが、「だからこそ早めの受診が大切」という点を知っていただくためにご紹介します。

  • 脳梗塞:血管が詰まり、酸素や栄養が届かなくなることで脳の細胞が損傷する
  • 脳出血・くも膜下出血:血管が圧力に耐えきれず破れることで起こる
  • 血管性認知症:小さな脳血管のトラブルが積み重なることで、記憶力などが徐々に低下する

心臓

  • 心肥大・心不全:高い圧力に対抗して心臓の筋肉が厚くなり、やがてポンプ機能が低下する
  • 狭心症・心筋梗塞:心臓自身を動かす血管が詰まることで起こる
  • 心房細動:脈が乱れ、血栓が脳に飛ぶことで大きな脳梗塞のきっかけになることがある

腎臓

  • 腎硬化症・慢性腎臓病:腎臓内の細い血管がダメージを受け、老廃物をろ過する機能が低下する

その他

  • 大動脈瘤・大動脈解離、眼底出血、閉塞性動脈硬化症など、全身の血管に影響が及ぶことがあります

これらは、いずれも「高血圧を長期間放置した場合」に起こりうるものであり、早期に気づいて対策を始めている方の多くは、ここまで進行する前に食い止められています。数値を指摘された今この瞬間が、行動を始める一番良いタイミングです。

よくある質問

Q. 高血圧かもしれないと思ったら何科を受診すればいいですか?

A.内科、または循環器内科で相談できます。健診で指摘された結果をお持ちいただければ、それをもとに診察が可能です。

Q. 症状がないのに治療は必要ですか?

A.はい。高血圧は自覚症状がないまま進行するからこそ、数値の指摘があった段階での受診をおすすめしています。症状の有無と血管への負担は必ずしも一致しません。

Q. 薬は一生飲み続けなければいけませんか?

A.原因や進行度によって異なります。生活習慣の改善によって数値が落ち着き、薬を減らせるケースもあれば、継続的な服薬でコントロールしていくケースもあります。まずはご自身の状態を確認するところから始めましょう。

西新宿セルフライフ内科クリニックでできること

当院では、高血圧を含む生活習慣病について、数値だけを見るのではなく、お一人おひとりの生活背景に合わせた改善方法をご提案しています。管理栄養士による食事のアドバイスも受けられるため、「薬に頼る前に、まず生活習慣から見直したい」という方にもご相談いただけます。

西新宿駅から徒歩圏内で、お仕事帰りやお昼休みにも通いやすい立地です。「症状はないけれど、指摘されたことが気になっている」という段階でも構いません。まずは一度、ご相談ください。

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