こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
「最近、風邪を引きやすくなった」
「風邪のような症状がずっと続いている」
「傷が治りにくい気がする」
こんな身体の変化を感じていませんか?実は、その背景には「高血糖」という原因が隠れているかもしれません。
血糖値が高い状態が続くと、私たちの身体に備わっている「免疫機能」が著しく低下してしまうことをご存じでしょうか。
血糖値の高い状態(高血糖)が続いて免疫機能が低下すると、その結果、風邪を引きやすくなったり、ケガの傷が治りにくくなったりといったトラブルが起こりやすくなります。
今回は、高血糖が慢性化することで起こる免疫機能への影響やメカニズムについて詳しく解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
高血糖とは?どんな症状が起こる?
そもそも「高血糖」とは、血液中を流れるブドウ糖(血糖)の濃度が正常範囲を超えて高い状態を指します。
通常、食事によって上昇した血糖値は、すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンの働きによって速やかに一定の範囲内に戻されます。
しかし、さまざまな原因によってインスリンの分泌が不足したり、効きが悪くなったりすると、血糖値が下がらずに高血糖状態が続いてしまいます。
では、高血糖状態が続いてしまうと、私たちの身体にはどんな症状が現れるのでしょうか?
高血糖の主な症状
高血糖が初期段階の場合、自覚症状がほとんどないことが少なくありません。
しかし、数値が高い状態が続くと、以下のような症状が現れ始めます。
多尿・口渇・多飲
高血糖の状態が続くと排尿回数が増え、喉が異常に渇き、水分をたくさん飲むようになります。
これは、血液中のあふれた糖を薄めて尿から追い出そうとし、尿の量と回数が急激に増えるためです。その結果、体内の水分が大量に失われて脱水状態になり、脳が「水を飲め」と命令を出すことで、喉が異常に渇くようになります。
体重減少・疲労感
「しっかり食べているはずなのに体重が落ち、身体が重くて疲れやすい」という症状です。
本来、糖は身体を動かす大切なエネルギー源です。
しかし高血糖の状態では、糖を細胞に取り込むインスリンというホルモンがうまく働かないため、細胞が「エネルギー不足の状態」に陥ります。
そのため、身体は代わりに「筋肉や脂肪」を燃やしてエネルギーを作ろうとするため、食べているのに体重が落ち、エネルギー効率が悪くなることで常に疲労感を感じるようになります。
これらの症状は身体が発している SOS です。こういった症状を放置し、血液がドロドロの「高血糖状態」を維持してしまうと、血管へのダメージだけでなく、全身の免疫システムに深刻な影響を及ぼす原因になります。
それでは、高血糖が慢性化することで、私たちの身体の免疫機能にどのような影響を及ぼすのか。ここからは、高血糖が全身の防衛システムをどのように狂わせ、どのような感染症リスクを招くことになるのか、その具体的なメカニズムについて詳しく解説していきます。
高血糖が免疫機能を低下させるメカニズムとは?
そもそも免疫機能とは、一言で言えば「体内に侵入した異物を見つけ出し、攻撃して排除する自己防衛システム」のことです。
私たちの周りには、目に見えないウイルス、細菌、カビなどの病原体が無数に存在していますが、これらに感染してもすぐに病気にならないのは、この免疫が常に働いているからです。
なぜ、血液中の糖分が多いだけで免疫機能が落ちてしまうのでしょうか。
その答えをシンプルに言うと「血液中の過剰な糖分が、免疫細胞の動きを邪魔して動けなくさせてしまうから 」です。
具体的に何が起きているのか、3つのポイントでお話したいと思います。
①免疫細胞(白血球)が「お休み状態」になる
免疫細胞の主役である白血球は、私たちの体内に侵入した細菌やウイルス、あるいはがん細胞などの「異物」から身体を守る大切な役割を担っています。
そして、白血球の一種である「好中球」は、体内に侵入した細菌を食べて殺菌する役割を持っています。しかし、高血糖状態になるとこの好中球が上手く機能しなくなってしまうことが、抵抗力を弱める大きな原因となります。
➁細菌やウイルスにとっての「ごちそう」が増える
細菌やウイルスにとって、血液中の糖分は最高の「ごちそう」です。
白血球がお休みしているうちに、細菌たちは豊富な糖分を食べてどんどん仲間を増やしてしまいます。これが感染症を悪化させる原因の一つです。
③血流が悪くなって「栄養」が届かない
高血糖が続くと血管がダメージを受け、血液がドロドロになります。
血管が細くなったり詰まったりすると、免疫細胞が身体の隅々まで行き渡らなくなります。
酸素や栄養も届きにくくなるため、細胞全体の元気がなくなり、傷口が化膿しやすくなったり、治りが遅くなるといった症状が現れる原因 となります。
このように、体内の防衛システムが内側から崩されてしまう結果、高血糖の状態が続くことは、私たちの身体に備わっている「外敵から身を守る力(免疫力)」を大きく引き下げてしまうことに繋がります。
防衛線が機能しなくなれば、当然、私たちは風邪を引きやすくなります。
健康な状態であれば、喉や鼻から風邪のウイルスが侵入してきても、免疫が水際で食い止めてくれます。しかし、高血糖が慢性化している身体では、ウイルスを退治する白血球に元気がなく、ドロドロの血流のせいで応援も駆けつけられません。その結果、感染症にかかりやすく、一度かかると一気に重症化しやすくなってしまうのです。
「ただ血糖値が高いだけだから、痛くも痒くもないし大丈夫」と考えていると、風邪やインフルエンザ、あるいは普段の健康な身体なら何でもないような日常の雑菌による感染症にまで、年中悩まされるリスクを背負うことになります。
高血糖による血管へのダメージを抑えるためだけでなく、こうした「日々を健康に過ごすための免疫力」を維持するためにも、日頃から血糖値を適切な範囲にコントロールしていくことが何よりも大切なのです。
最後に
免疫力を維持するためには、高血糖の根本的な原因を理解し、対策を立てることが不可欠です。
血液中の糖が高い状態が続くことは、単に将来の合併症のリスクを高めるだけでなく、今現在の「病気への抵抗力」を削り取っていることに他なりません。
風邪を引きやすくなった、怪我が治りにくいといった症状は、身体の免疫が高血糖によって悲鳴を上げている兆候かもしれません。
免疫力を正常に保ち、ウイルスや細菌に負けない身体を作るためには、日々の食事や運動を通じて血糖値をコントロールすることが有効な手段の一つです。
まずは定期的な検診で自分の数値を知り、生活習慣の中に潜む原因を一つずつ改善していきましょう。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
① 把握
まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
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② 体験
医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。
そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。
また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。
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患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。
だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。
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治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。
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