こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
最近、こんな「身体の変化」を感じていませんか?
「しっかり寝ているはずなのに、身体がだるく疲れが取れない」
「階段を上っただけで、以前より激しく息切れがするようになった」
「ふとした瞬間に、胸のあたりにチクチクとした違和感がある」
もし、このような日常の些細な変化に不安を感じているなら、それは単なる「加齢」や「運動不足」のせいではないかもしれません。
実は、心臓のリズムが乱れる「不整脈」という病気が隠れている可能性があるのです。
不整脈は、自覚症状が乏しいケースも多いですが、身体が発する小さなサインを無視し続けると、重大なリスクにつながることもあります。
今回は、不整脈がなぜ息切れや倦怠感を引き起こすのか、その原因とメカニズムについて詳しく解説します。
不整脈の根本的な原因は様々ですが、まずはご自身の体調と照らし合わせながら、ぜひ最後までご覧ください!
見逃さないで!「息切れ」「疲れやすさ」「胸の違和感」は不整脈の初期症状?
不整脈の症状は多岐にわたりますが、初期段階で多くの人が実感するのが「息切れ」「疲れやすさ(倦怠感)」「胸の違和感」の3つです。
これらは日常的に起こりうる症状であるため、つい見過ごされがちですが、不整脈特有の現れ方があります。
では、それは一体何なのか?一つずつ見ていきましょう!
①激しい運動をしていないのに起こる「息切れ」
通常、息切れというのは、激しいスポーツをしたり、全力で走ったりしたときに起こるものです。しかし、不整脈が原因で起こる息切れは、それとは全く性質が異なります。
不整脈によって心臓の脈拍が乱れると、心臓がポンプとしてうまく働かなくなり、全身に十分な血液(酸素)を送り出すことができなくなってしまいます。
その結果、身体が慢性的な「酸素不足」に陥り、大した運動をしていないにもかかわらず、脳が「もっと酸素を吸って!」と命令を出すために息苦しさを感じるようになるのです。
たとえば、「駅の階段を一段飛ばしで急いだわけでもないのに、上りきると激しく息が上がる」「普段通りの買い物袋を持って少し歩くだけで、胸が苦しくて立ち止まりたくなる」「これまでは平気だった近所の緩やかな坂道が、急につらく感じる」といった、本当に些細な日常の動作の中で異変が現れます。
②慢性的な「疲れやすさ・倦怠感」
「最近、ずっと身体が重い」「何をするにも意欲が湧かない」といった倦怠感も、代表的な不整脈の症状です。
通常、仕事や家事で疲れたとしても、一晩ぐっすり眠ったり週末にゆっくり休めば、エネルギーは回復するものです。しかし、不整脈による疲れや倦怠感は「どれだけ寝ても疲れが取れない」「朝起きた瞬間からすでに身体がだるい」といった形で、長期間ダラダラと続いてしまうのが特徴です。
これも息切れと同様、心臓のポンプ機能が低下し、筋肉や脳へ送られる血液量が減ってしまうことが原因です。
エネルギーの供給が滞るため「休日は一歩も外に出る気が起きない」「大した肉体労働をしていないのに、夕方になると座っていられないほどの疲労感に襲われる」といった、慢性的なエネルギー切れのような状態が続いてしまいます。
③表現しにくい「胸の違和感」
胸の痛みとまではいかなくても、胸元に覚えるなんとも言えない不快感。
これは不整脈、つまり脈の乱れが原因となって起こる最も直接的な初期症状である場合が多いのです。
心臓の病気というと「胸が締め付けられるような激痛」をイメージしがちですが、不整脈の初期はそこまで明確な痛みとして現れないことがよくあります。そのため、多くの人が「何かが胸に詰まっているような感じ」「胸の奥がザワザワ・ソワソワする」など、言葉にしにくい独特な違和感を口にします。
たとえば「静かにデスクワークをしているとき、突然胸のあたりがウッと詰まる感じがする」「ベッドに入って横になった瞬間、胸元が妙に波打つように感じる」といったように、リラックスしているときほど自覚しやすいのも特徴です。
一瞬で消えてしまうことも多いため「気のせいかな」とスルーしてしまいがちですが、これこそが心臓からのSOSサインである可能性があります。
なぜ不整脈が原因で「息切れ」「疲れやすさ」「胸の違和感」が起こるのか?
では、なぜ心臓のリズムが乱れる不整脈が、呼吸器の症状である息切れや、全身の疲れを引き起こすのでしょうか。
一言でいうと「心臓のポンプ機能が乱れて、全身に必要な血液・酸素が届かなくなるから」 です。一見すると、心臓の病気と呼吸の苦しさは結びつかないように思えるかもしれません。その仕組みを、心臓の具体的な働きから詳しく紐解いていきましょう。
■心臓のポンプ機能の低下
心臓は1日に約10万回も拍動し、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たしています。
このリズムを司っているのが、心臓内を流れる微弱な電気信号です。
しかし、何らかの原因で電気信号が乱れると、心臓は効率よく血液を押し出すことができなくなります。これが「不整脈」の正体です。
血液は酸素を運ぶ重要な役割を担っています。不整脈によってポンプ機能が不十分になると、肺で取り込まれた酸素が全身へスムーズに運ばれません。
脳や筋肉が酸素不足を感じるため、身体はより多くの酸素を取り込もうとして呼吸を早めます。これが、不整脈からくる「息切れ」のメカニズムです。
胸の違和感についても、酸素不足が原因で「締め付けられる感じ」「圧迫感」といった症状が現れます。
■血液循環の悪化によるエネルギー不足
私たちの身体を構成する何十兆個もの細胞が活動するためには、酸素と栄養を含んだ新鮮な血液が欠かせません。自動車がガソリンで動くように、人間の筋肉や内臓、そして脳も、血液によって運ばれてくるエネルギー源を消費して動いているからです。
しかし、不整脈によって血液の循環が滞ると、全身の組織へのエネルギー供給が不安定になってしまいます。血流量が少なくなり、身体の隅々まで十分な栄養や酸素が行き渡らなくなると、細胞はいわば「深刻な燃料切れ」の状態に陥るのです。
その結果、以前なら普通にこなせていた歩く、階段を上るなどのちょっとした動作をするだけでも、筋肉がすぐに悲鳴を上げて「疲れやすい」と感じるようになります。
さらに、この燃料切れの状態が慢性化すると、寝ても休んでも回復しない底深い「倦怠感」や「身体の重さ」として蓄積されていくのです。
自分の「リズム」を知ることが第一歩
不整脈は、誰にでも起こりうるものです。
今回ご紹介した息切れや疲れやすさ、胸の違和感といった症状は、いわば身体からの「休息が必要だよ」「チェックしてほしい」というサインです。
もし、この記事を読んで「自分に当てはまるかも」と思ったなら、まずは以下のことを試してみてください。
①自分の脈を測ってみる
手首の動脈に触れ、リズムが一定か確認しましょう。
➁症状をメモする
いつ、どんな時に息切れなどの症状が起きたか記録しましょう。
③医療機関を受診する
不整脈の原因は様々です。
自己判断せず、医療機関を受診し、検査を受けるのが最も安心です。
健康な生活を守るためには、早期発見・早期対応が欠かせません。
少しでも日常的な息切れなど不安な症状や、思い当たる原因、あるいは違和感があれば、早めに相談しましょう。 ご自身の健やかな毎日のために、まずは自分の心臓の音に耳を傾けることから始めてみませんか。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
① 把握
まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。
② 体験
医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。
そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。
また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。
「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。
③ 納得
患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。
だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。
管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。
治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。
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