西新宿セルフライフ内科クリニック

お腹周りが気になってきたら要注意?脂質異常症のリスクとは

お腹周りが気になってきたら要注意?脂質異常症のリスクとは

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。皆さま、このようなお悩みはありませんか?

「最近、お腹周りの贅肉が急に気になってきた」

「以前と同じ食事量なのに、なぜかお腹だけがぽっこり出てしまう」

こんなお腹周りの変化、年齢のせいにして諦めてしまいがちですが、実は身体の中で静かに進行している脂質異常症のサインかもしれません。

今回は、お腹周りに贅肉がつく根本的な原因や脂質異常症のリスクをお話します。ご自身の健康と体型を守るために、ぜひ最後までお読みください!

脂質異常症とは?その正体と静かなるリスク

そもそも脂質異常症とは、血液中に溶けている脂質の血中濃度が、正常値の範囲から外れてしまっている状態を指します。

具体的には、健康診断などの血液検査において、以下の3つの基準のいずれか、あるいは複数に当てはまる場合に診断されます。日本動脈硬化学会が定めている診断基準も合わせて確認してみましょう。

・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が多い:140mg/dL以上 

・HDLコレステロール(善玉コレステロール)が少ない:40mg/dL未満 

・トリグリセライド(中性脂肪)が多い:随時採血で175mg/dL以上、または空腹時採血で150mg/dL以上 

恐ろしいのは、脂質異常症には自覚できる症状がほとんどないという点です。

風邪のように熱が出たり、どこかが痛んだりする明確な症状はありません。

そのため、多くの人が特有の症状を自覚しないまま、「自分は健康だ」と思い込んでしまいます。 

健康診断で数値を指摘されて初めて気づくケースがほとんどで、明らかな症状に気づいたときには血管の老化(動脈硬化)がかなり進んでいた、ということも珍しくありません。

なぜお腹周りに贅肉がつくのか?脂質異常症との深い関係

では、今回のテーマである「お腹周りの贅肉」と脂質異常症には、どのようなつながりがあるのでしょうか。そのメカニズムと、贅肉がつく主な原因を見ていきましょう。

お腹周り、特につまむことが難しい「パンパンに張ったお腹」の正体は、内臓の周りに付着する内臓脂肪です。この内臓脂肪が過剰に蓄積することが、脂質異常症を引き起こす原因となります。

食べ過ぎや運動不足によって消費しきれなかったエネルギーは、まず一時的な保管庫として中性脂肪に変わり、内臓脂肪として蓄えられます。

この内臓脂肪は、ただのエネルギーの塊ではありません。実は、身体に悪影響を及ぼす物質を分泌しやすい性質を持っています。

内臓脂肪が増えすぎると、脂肪を分解する働きや、コレステロールのバランスを調整する身体のシステムがパニックを起こします。その結果、血液中に中性脂肪や悪玉コレステロールがあふれ出し、脂質異常症を発症する直接的な原因になってしまうのです。

お腹周りに贅肉がつく4つの主な原因

お腹周りに贅肉がつき、血液の数値が悪化してしまう背景には、日常生活における4つの原因が潜んでいます。これらの原因を見直すことが数値の改善へとつながります。

①カロリーの過剰摂取と偏った食生活

白米やパンなどの炭水化物(糖質)の摂りすぎ、揚げ物や脂っこいお肉(脂質)の食べすぎは、中性脂肪を増やします。食事の改善は、脂質異常症を予防する近道です。

➁圧倒的な運動不足

デスクワーク中心の生活で筋肉を使わないと、食事から摂ったエネルギーが消費されず、お腹の贅肉へと変わっていきます。運動習慣の改善も重要です。 

③加齢による基礎代謝の低下

20代、30代の頃と同じ食事量・同じ生活を続けていても、年齢とともに「何もしなくても消費されるカロリー(基礎代謝)」は低下します。そのため、若い頃と同じ食事量や生活でいること自体が、贅肉を増やす原因になることがあります。生活習慣全体の改善が必要です。 

④過度なストレスと睡眠不足

ストレスを感じると、身体は脂肪をため込もうとするホルモンを分泌します。また、睡眠不足は食欲を高めるホルモンを増やし、ドカ食いの原因を作ります。自律神経の改善も重要な要素です。 

放置するとどうなる?脂質異常症がもたらすリスク

お腹周りの贅肉を「年齢のせい」「ただの見た目の問題」として放置し、脂質異常症が進行すると、身体の中ではどのような危機が訪れるのでしょうか。

自覚症状がないからといってそのままにしておくと、ある日突然、命に関わる大きな病気を発症することになりかねません。

動脈硬化の加速

血液中にあふれた悪玉コレステロールは、血管の壁に入り込んでドロドロした塊(プラーク)を作ります。これにより、本来はゴムのようにしなやかだった血管が、硬く、脆く、そして細くなってしまいます。これが「動脈硬化」です。

動脈硬化が進行しても、まだ明確な症状は出ません。

しかし、血管の通り道が狭くなることで、血流は悪化していきます。

動脈硬化が進み、限界を迎えると、突然私たちの身体に重篤な症状として現れます。

命に直結する2大疾患の症状を、説明したいと思います。

・心臓の病気:心筋梗塞・狭心症

心臓に酸素や栄養を送る血管が詰まったり、狭くなったりする病気です。激しい胸の痛みに襲われ、最悪の場合は突然死に至るケースもあります。

・脳の病気:脳梗塞・脳出血

脳の血管が詰まったり破裂したりする病気です。一命を取り留めたとしても、言語障害や半身麻痺などの後遺症が残るリスクが高いことが特徴です。

これらは、始まりを辿れば「お腹周りの贅肉」や、そこから生じた脂質異常症が原因となっていることが多くあります。身体に明確な不調や症状が現れたときには、すでに血管がボロボロになっているかもしれません。だからこそ、早期の改善が大切なのです。 

最後に

ここまでを読んで「自分も危ないかもしれない…」と不安になった方も多いはずです。

しかし、安心してください。脂質異常症は、日々の生活習慣を見直すことで、十分に予防・改善が可能な病気です。

お腹周りが気になってきたら、それは単に服のサイズが変わるというレベルの話ではなく、脂質異常症という「見えないリスク」が身体から現れているサインかもしれません。

この病気には目に見える初期症状がありません。だからこそ、お腹周りの変化という数少ない「見た目のサイン」を見逃さないことが、体質を改善し、未来の健康を守るための鍵となります。

まずは、健康診断の数値をしっかりと確認すること。

そして、今日食べたもの、今日の運動量を少しだけ見直してみること。その小さな一歩の積み重ねが、お腹周りの贅肉を落とし、脂質異常症を遠ざける確実な改善へとつながっていきます。

数年後、数十年後の自分が「あの時、生活を変えてよかった」と笑顔で言えるように、今からできる改善策をスタートしていきましょう。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

① 把握

まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。

② 体験

医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。

そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。

また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。

「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。

③ 納得

患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。

だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。

管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。

治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。

仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。

そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。

診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。

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