西新宿セルフライフ内科クリニック

「睡眠不足」が血管をボロボロにする?動脈硬化の原因になる「危険な睡眠」とは

「睡眠不足」が血管をボロボロにする?動脈硬化の原因になる「危険な睡眠」とは

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
皆さま、突然ですが最近しっかり眠れていますか?

日々の仕事や家事、人付き合いなどで忙しい毎日を送っていると、つい後回しにしてしまいがちなのが「夜の睡眠」です。
知らず知らずのうちに疲れやストレスが溜まり、ふと気づいたときには睡眠のバランスを崩してしまっている方も少なくありません。
「布団に入っても、色々と考えてしまってなかなか寝付けない」
「夜中に何度も目が覚めてしまう」
「しっかり寝たつもりなのに、朝から身体が重くてだるい」

このような「睡眠の悩み」はありませんか?

実は現在、日本人の約5人に1人が何らかの睡眠のトラブルを抱えていると言われています。さらに厚生労働省などの調査では、成人の約3割から4割が「睡眠の質や時間」に満足していないというデータもあるほど、睡眠の悩みは誰にでも起こる身近な問題です。
しかし、日々の忙しさから、寝不足を感じても「日中に眠くなるだけ」「身体が少し重いだけだから、よくあること」と軽く考えてしまいがちです。

実は、この身近な睡眠の乱れを「いつものこと」と放置してしまうのは禁物です。
近年の研究では、睡眠の質の悪化が、将来的に脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こす「動脈硬化」と、非常に深い関係があることが分かってきました。
私たちの身体を24時間支えている血管は、毎日の睡眠がおろそかになると、私たちが気づかないうちにダメージを受け、老化(動脈硬化)がじわじわと進行してしまうのです。

では、一体なぜ、日頃の「睡眠の乱れ」が、直接「血管のダメージ」につながってしまうのでしょうか?
ここからは、睡眠の乱れが血管を痛めてしまう具体的な理由や、あなたの血管を危険にさらしているかもしれない「要注意な睡眠チェックリスト」について、詳しく紐解いていきましょう。

なぜ「睡眠の乱れ」が血管を痛めるのか?

そもそもなぜ、睡眠の乱れが大切な血管を痛めつけ、動脈硬化を引き起こすのでしょうか。その最大の原因は、自律神経のバランスが崩れてしまうことにあります。

私たちの身体は、日中に活動するための「交感神経(アクセル)」と、夜間にリラックスして身体を休めるための「副交感神経(ブレーキ)」が交互に働くことで健康を維持しています。
しかし、質の悪い睡眠や寝不足が続くと、夜になってもアクセルが踏みっぱなしの状態になり、身体が緊張から解放されません。これが、血管を痛めてしまう大きな原因となります。

夜間に身体が休まらないと、血圧が高い状態(高血圧)が朝まで続いてしまいます。
高血圧は、ホースに強い圧力をかけて水を流し続けるようなものです。この強い圧力が血管の内側の壁を傷つけ、壁が厚く、そして硬くなる動脈硬化の直接的な原因になってしまうのです。
さらに、睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンのバランスも狂わせます。
お腹が空きやすくなり、脂っこいものや甘いものが欲しくなるため、血液中のコレステロールや中性脂肪が増えてしまいます。
このように血液中のコレステロール値(脂質)が基準値から外れてしまう状態を「脂質異常症」と呼び、これが血液をドロドロにする大きな原因となります。
つまり、睡眠の乱れは「高血圧」と「脂質異常症」というダブルの原因を作り出し、動脈硬化を急速に進行させてしまうのです。 

危険なことに、動脈硬化の初期段階では、目に見える分かりやすい症状はほとんど現れません。
血管が徐々に硬くなり、内側が狭くなっていっても、私たちは痛みを感じないのです。
このように「自覚できる症状がない」という点こそが、この病気の最も危険な特徴であり、隠れた原因を見逃してしまう要素と言えます。
この症状が出ない特徴のせいで、多くの人が動脈硬化に気づくことができません。

しかし、目立った症状が出ないからといって放置していると、ある日突然、血管が完全に詰まったり破裂したりします。
脳の血管が詰まれば「脳梗塞」の症状、心臓の血管が詰まれば「心筋梗塞」という、命に直結する重篤な症状を引き起こすことになります。
胸が激しく痛む、身体に麻痺が出るといった症状が出る前に、その根本的な原因となる睡眠環境を整えることが、何よりも強力な動脈硬化の予防策になります。

あなたの血管は大丈夫?「要注意」な睡眠チェックリスト

ここまでお伝えしたように、日常的な睡眠の乱れは、目に見えないところで動脈硬化の大きな原因となっています。
しかし動脈硬化は、かなり進行するまで自覚できる症状がほとんどありません。
だからこそ、自分の血管に負担がかかっているかどうかを、日頃の睡眠状態からチェックしてリスクを察知することが極めて重要です。

以下の項目の中に、普段のあなたの睡眠で当てはまるものがないか確認してみましょう!

■睡眠チェックリスト

▢ 布団に入ってから眠るまで、30分以上かかることが多い 

心身の緊張状態などが続いていると、眠る準備がうまく整わないことがあります。
その結果、リラックスして血圧が下がる時間が短くなり、血管に負担をかける原因になり得ます。

▢ 夜中に2回以上、目が覚めてしまう 

睡眠が細切れになると、深く眠る時間が十分に確保できなくなります。血管を休める時間が奪われ、夜間の血圧を上げてしまう原因になります。

▢ 朝、予定よりかなり早く目が覚めてしまい、そこから眠れない

トータルの睡眠時間が短くなることで、傷ついた血管を修復するために分泌されるホルモンが不足し、動脈硬化のリスクを高めます。

▢ 家族から「激しいいびきをかいている」「たまに息が止まっている」と言われる

 睡眠中に空気の通り道が狭くなっているサインです。一時的な酸欠状態が血管に強いダメージを与えるため、動脈硬化を進める非常に危険な原因になります。

▢ 平日の寝不足を解消するために、休日に2時間以上の「寝溜め」をしている 

週末にまとめて寝ても、平日に受けた血管のダメージは帳消しになりません。かえって体内時計が狂い、平日の睡眠の質をさらに下げる原因になります。

▢ しっかり寝たはずなのに、日中に強い眠気や疲労感がある 

睡眠時間は足りていても「眠りの深さ」が不足している証拠です。寝ている間に血圧が下がっていない可能性があり、血管の老化が進むサインです。

いくつ当てはまりましたか?
もしチェックが2つ以上ついた方は、知らず知らずのうちに睡眠の質が低下しており、血管に大きな負担をかけているかもしれません。
特に「いびき」や「呼吸の停止」は、寝ている間に身体が重い酸欠状態に陥っていることを意味します。
酸素が足りなくなると、心臓は必死に血液を送り出そうとして血圧を急激に上昇させます。この急激な血圧の上昇が、血管の壁に強いストレスを与えて動脈硬化を加速させる大きな原因となるのです。
まずは「自分の睡眠の質が落ちているかもしれない」と気づくことが、将来的な重い症状を防ぐ第一歩となります。

最後に

血管が硬くなる動脈硬化は、ある日突然起こるものではありません。
毎日の「質の悪い睡眠」や「寝不足」という小さな原因が積み重なった結果、数年、数十年という時間をかけて血管を蝕んでいくものです。
今回お伝えしたように、動脈硬化はかなり進行するまで目立った症状が出ません。だからこそ、身体に症状が出てきてから慌てるのではなく、今夜の睡眠から変えていくことが重要なのです。

まずは「寝る1時間前にはスマホを置いてリラックスする」「朝起きたら太陽の光を浴びて体内時計をリセットする」といった、簡単なことから始めてみましょう!
特別な薬を飲むことだけが予防ではありません。
毎日の睡眠を丁寧に整えることこそが、自分自身の血管を守り、将来の大きな病気の原因を摘み取る一番の近道なのです。
とはいえ「自分の睡眠の質が本当に改善できているか分からない」「すでに血管が傷ついていないか心配」という方もいらっしゃると思います。
動脈硬化は目に見えないからこそ、医療機関での定期的な検査や、専門家による適切な睡眠のアドバイスを受けることが、確実な安心へとつながります。 

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

① 把握

まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の身体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。

② 体験

医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。

そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。

また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。

「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。

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患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。

だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。

管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。

治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。

仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。

そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。

診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。

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