西新宿セルフライフ内科クリニック

脂質異常症と糖尿病、両方指摘されていませんか?合併すると血管の老化が爆発的に進む理由とは?

脂質異常症と糖尿病、両方指摘されていませんか?合併すると血管の老化が爆発的に進む理由とは?

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
突然ですが、最近こんなことを感じていませんか?

「なんか最近、疲れやすくなったな」
「若い頃と同じ食事なのに、なぜかお腹周りだけ太ってきた気がする」

忙しい毎日の中で、そんなふとした違和感を放置していませんか。実はその小さなサイン、身体からの大切なSOSかもしれません。
日々多くの患者さんを診察していると、こうした相談で来院される方が非常に多くいらっしゃいます。そして多くの方に共通しているのが、日常のなにげない食習慣です。

・寝ても疲れが取れないから、甘いものや脂っこいものに手が伸びる
・ストレス発散に夜遅くラーメンや揚げ物を食べる
・お昼はさっと丼かパスタで済ませる
・のどが渇いたらジュースやスポーツドリンクを飲む

どれも忙しく働く中ではごく自然な行動です。しかし、こうした習慣が脂質異常症と糖尿病、それぞれのリスクを高めていることをご存じでしょうか?

揚げ物や脂っこい食事、甘いもののとりすぎは、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を増やし、脂質異常症を引き起こす直接的な原因となります。
また、夜遅い時間帯の食事は、日中に比べて脂肪として蓄積されやすく、同じカロリーでも血中脂質への影響がより大きくなることがわかっています。

一方、丼やパスタ、ラーメンといった糖質の多いメニューへの偏り、そしてジュースやスポーツドリンクに含まれる大量の糖分は、食後の血糖値を急激に上昇させます。
この血糖値の急上昇が繰り返されることで、血糖をコントロールするインスリンというホルモンの働きが徐々に低下し、糖尿病へと進行するリスクが高まるのです。

特に注意が必要なのが、脂質異常症糖尿病の関係です。

この2つは一見別々の病気に見えますが、実際には同じ生活習慣を背景に持ち、互いに悪化を促し合いながら進行するという特徴があります。
そしてもっとも警戒すべきは、この2つが重なったときです。
血管への負担は単純な足し算ではなく、掛け算のように急激に増大します。
その結果、血管の内側で炎症や詰まりが進む「動脈硬化」が加速し、心筋梗塞や脳梗塞といった命に直結する病気のリスクが一気に高まるのです。
「自分はまだ大丈夫」と思っている方ほど、日々の生活の中にすでにリスクのサインが潜んでいることが少なくありません。

まずは今の生活習慣が、あなたの血管にどれだけの負担をかけているか。具体的なサインを一緒に確認していきましょう!

こんな症状はありませんか?「脂質異常症×糖尿病」危険度チェックリスト

脂質異常症も糖尿病も、初期に自覚できる症状はほとんどありません。
だからこそ、以下のサインを早期に察知することが重要になります。

▢ 1年前のズボンのウエストがきつくなった

お腹周りに蓄積した内臓脂肪は、脂質異常症と糖尿病、両方のリスクを同時に高めます。
内臓脂肪が増えると血液中の中性脂肪が増加して脂質異常症を招くと同時に、インスリンの働きを妨げることで糖尿病の発症・悪化にもつながります。
1つの習慣が2つの病気を同時に進行させます。

▢ 水を飲んでも、すぐに喉がカラカラに渇く

高血糖により血液がドロドロになると、身体は水分を補おうとして強い口渇を引き起こします。
これは糖尿病の初期症状ですが、同時に脂質異常症でも血液の粘度が上がることで同様の渇きが生じることがあります。ここで甘い飲み物を選んでしまうと、両方の病気をさらに悪化させる悪循環に陥ります。

▢ 夜中や朝方に、足のふくらはぎがよくつる

脂質異常症による動脈硬化で足の血流が滞ることが主な原因ですが、糖尿病による神経障害や、高血糖に伴う電解質バランスの乱れも、足のつりを引き起こす原因となります。
どちらの病気が進行しても現れる症状であり、両方が重なるとより頻繁に起こりやすくなります。

▢ 以前より疲れやすく、だるさが続いている

脂質異常症では血液がドロドロになることで全身への酸素・栄養の供給が滞り、糖尿病では細胞がブドウ糖をエネルギーとして十分に取り込めなくなることで、どちらも慢性的な疲労感・倦怠感として現れます。
「年齢のせいかな」と見過ごされやすいですが、両方の病気に共通する初期のサインです。

▢ まぶたに白いしこりがある、または黒目の縁が白っぽくなっている

まぶたの黄色っぽいしこりや黒目の縁が白っぽく見える変化は、コレステロール高値と関連することがあります 。
そもそもコレステロールとは、身体の細胞やホルモンを作るための大切な「材料(脂質)」です。
しかし、これが血液中に増えすぎてしまう脂質異常症が高度に進行すると、使い切れなかった余分な油(プラーク)が血管の内側にこびりついてしまうのです。

同時に、この脂質異常症に糖尿病(高血糖)が合併すると、血管の壁に潜り込んだ油がさらに酸化し、血管が硬く狭くなる「動脈硬化」を急速に進行させる大きな原因となります。
この段階に至っている場合は、すでに全身の血管に深刻なダメージが及んでいる可能性があります。

もしチェックが2つ以上ついた方は、体内で脂質と糖の代謝が著しく低下し、血管に大きな負担がかかっているサインです。
「ただの疲れ」「年齢のせい」と見過ごされがちなこれらの症状ですが、実は血管の老化が数倍のスピードで進んでいる可能性があります。

なぜ脂質異常症と糖尿病の併発でリスクが数倍になるのか?

では、なぜこれほどまでに脂質異常症と糖尿病の併発は危険なのでしょうか?
それは、これら2つの病気が合わさることで、お互いが血管を破壊し合う状態を作り出してしまうからです。
ここからは、私たちの目に見えないところで血管が傷つき、寿命を縮めていく具体的なメカニズムを、3つのステップに分けて詳しく見ていきましょう。

ステップ①: 糖尿病は血管の「バリアを壊す」原因になる

健康な血管の壁には、本来なら余分なものが中に入り込まないように守る、しっかりとした「バリア(内皮細胞)」が備わっています。
しかし、糖尿病になって血液中にベタベタとした糖が増えすぎると、このバリアをヤスリで削るように傷つけてしまいます。
つまり、糖尿病になるということは、血管を守る盾をボロボロにして、無防備な状態にしてしまうということなのです。

ステップ②: 脂質異常症は「傷口を攻撃する材料」を大量に提供する

バリアが壊れたタイミングで、血液中に悪玉コレステロール(LDL)が大量にあふれる脂質異常症が重なります。
もし脂質異常症がなければ、血管が少し傷つくだけで済みますが、血液中に油が大量にあるせいで、むき出しになった血管の傷口から、油がどんどん奥へと侵入してしまいます。

ステップ③: 2つが混ざると「最悪の毒」が生まれる

そして最も危険な関わり方が、糖(糖尿病)と油(脂質異常症)が血管の中で混ざり合うことです。
ただの油(悪玉コレステロール)なら、まだ体内で処理できる可能性があります。
しかし、糖尿病のせいで血液中に糖が大量にあると、油と糖がギトギトに結びつき、通常より小さくて凶暴な「超悪玉コレステロール」に変化してしまいます。
これが血管の壁にこびりついてドロドロのコブ(プラーク)を作り、血管をガチガチに硬くしてしまうのです。

このように血管の内側にドロドロのコブ(プラーク)ができ、血管が狭く硬くなる状態を「動脈硬化」と呼びます。
脂質異常症による油の増加と、糖尿病による高血糖が重なると、この動脈硬化が爆発的なスピードで進行します。
特に、脳の血管が詰まれば「脳梗塞」、心臓の血管が詰まれば「心筋梗塞」という、命に関わる重篤な病気を引き起こす直接的な原因となります。
脳梗塞や心筋梗塞は起きる直前まで、身体にはまったく自覚症状が現れません。
脂質異常症も糖尿病も、静かに血管を破壊し続けるため、強い痛みの症状が出たときにはすでに発症しているケースが少なくありません。
前触れとなる症状がないからこそ、数値の異常を放置せず、症状が出ない「今」のうちに脂質異常症と糖尿病の双方の原因へ同時に対策を行うことが、とても大切になります。

最後に

脂質異常症と糖尿病の合併は、決して珍しいことではありません。
体内の代謝の仕組み上、この2つはお互いに深く結びつき、つながりやすい性質を持っています。

健康診断で両方の数値を指摘された場合、それぞれの病気を別々のものとして捉えるのではなく「2つが重なることで、今まさに自分の血管に少しずつ負担がかかっているかもしれない」と、ご自身の身体からの小さなサインに耳を傾けてみてください。
これまで健康のために良かれと思って続けていた水分補給や、何気ない食事の選び方が、気づかないうちに血液の数値を乱す原因を作っていたというケースは少なくありません。
しかし、見方を変えれば、今回の健康診断の数値をきっかけに、その目に見えない危険性に気づけた「今」こそが、将来の脳梗塞や心筋梗塞といった重篤な症状を未然に防ぐチャンスです。

「数値が高くてショックだな…」と落ち込む必要はありません。
今から生活習慣の対策を始めれば、血管のしなやかさと若々しさを取り戻すことは十分に可能です。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

① 把握

まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の身体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。

② 体験

医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。

そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。

また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。

「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。

③ 納得

患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。

だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。

管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。

治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。

仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。

そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。

診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。

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