
こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
当然ですが皆さまは、日々の忙しさの中でこんな不調を感じてはいませんか?
「最近、パソコンの画面が見えにくいな」
「年のせいか、かすみ目がひどくなってきた」
こういった目の不調を、単なる「疲れ目」や「老眼」として見過ごしてはいませんか?
実は、その何気ない症状の裏には、自覚症状が出にくいとされる病気「糖尿病」が隠れている可能性があります。
まずは、ご自身の身体からのサインをチェックしてみましょう。
以下の項目に、1つでも当てはまるものはありますか?
▢最近、急に目がかすむようになった
▢メガネやコンタクトの度数が急に合わなくなった気がする
▢視力が全体的に低下してきた
▢喉が異常に渇き、水分を摂る量が急激に増えた
▢トイレに行く回数(尿の量)が増えた
▢しっかり食べているのに、なぜか体重が減っていく
▢身体がいつもだるく、疲れが取れない
もし「目のかすみや視力低下に加えて、喉の渇きや身体のだるさもある」という場合は、特に注意が必要です。今回は、糖尿病と目の不調の深い関係性、そしてその根本的な原因について、分かりやすくお話したいと思います!
目のかすみや視力低下は糖尿病の症状?
そもそも糖尿病とは、血液中の糖分(血糖)が正常よりも高い状態、つまり「高血糖」が続いてしまう病気です。
通常、食事から摂った糖分は「インスリン」というホルモンの助けを借りて細胞の中に取り込まれ、私たちが活動するための大切なエネルギー源となります。しかし、糖尿病になると、このインスリンがうまく働かないことが原因で、血液中に糖が溢れているのに細胞の中へ届けることができなくなってしまいます。血液中に糖分が過剰にある状態(高血糖)が続くと、血管はまるで砂糖水が通っているかのようにドロドロになり、慢性的にダメージを受け続けることになります。
糖尿病は、初期段階では自覚できる明確な症状がほとんどないまま、静かに、しかし確実に全身の血管を蝕んでいきます。
そして、その血管へのダメージが最も早く、顕著に現れる場所の一つが「目」です。
糖尿病による目への影響は、初期から中期、そして重症化するまで、段階を経て変化していきます。
①一過性の目のかすみ・ぼやけ(初期段階)
血糖値が急激に変動すると、目の中のレンズ(水晶体)の浸透圧が変化し、一時的に水分を含んで腫れることがあります。
これにより、一時的にピントが合わなくなり「目がかすむ」「急に視力が落ちた」と感じることがあります。これは血糖値が安定すると一時的に改善することもあるため「治った」と勘違いしやすい厄介な症状でもあります。
➁視力の低下・歪み(中期段階)
高血糖によって網膜の細い血管が障害され、血液が漏れ出て「黄斑(おうはん)」という視覚の重要中心部が腫れると、視野の中心が暗くなったり、物が歪んで見えたりするようになります。この段階になると、単なる疲れ目では片付けられない明確な視力低下を実感し、メガネを新調しても改善しないのが特徴です。
③突然の視力喪失(末期段階)
網膜の血管が完全に詰まると、酸素不足を補うために脆くて破れやすい異常な血管(新生血管)が作られ、これが眼球内で大出血を起こしたり網膜を引っ張って剥がしたりします。これにより、ある日突然目の前が真っ暗になり、適切な治療が遅れるとそのまま失明に至る恐れがある非常に危険な状態です。
それでは、なぜこのような「目」の症状が糖尿病によって起こるのでしょうか。
もう少し詳しく見ていきましょう。
なぜ糖尿病が原因なのか?
なぜ高血糖が目のトラブルの直接的な原因となってしまうのでしょうか。原因の根底にあるのは「血管の破壊」と「代謝の異常」です。
具体的には、大きく分けて以下の3つのことが身体で起こっています。
① 網膜の毛細血管がダメージを受ける(血管障害)
血液中の糖分が多い状態(高血糖)が続くと、血液はドロドロになり、血管の壁を傷つけやすくなります。身体の中で最も細い部類の毛細血管が集まっている目の網膜は、この悪影響をダイレクトに受けます。
高血糖によって血管が詰まったり、破れたりすると、網膜に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。これが、目のかすみや視力低下といった症状を引き起こす根本的な原因です。
② 水晶体が腫脹する(浸透圧の変化)
血糖値が急激に上昇すると、目の中にあるレンズの役割を果たす「水晶体(すいしょうたい)」の内部の成分が変化し、水分を溜め込みやすくなります。これにより水晶体がむくんで厚みが変わり、ピント調節機能の低下が起こります。
「ここ数ヶ月で急に視力が落ちた」「目がかすんでピントが合わない」といった一時的な視力変化の多くは、この水晶体のむくみが原因となっています。
③ 新生血管の発生と出血
網膜の血管が詰まり、酸素不足に陥った目は、なんとか酸素を補おうとして新しい血管(新生血管)を急造します。
しかし、急に作られたこの新生血管は非常に脆く、少しの圧力で簡単に破れて出血してしまいます。出血した血液が眼球内を遮ることで、視界にゴミが飛んでいるように見える「飛蚊症(ひぶんしょう)」が起きたり、視力が著しく低下したりする症状へと繋がります。
このように、目のトラブルが発生する背景には、糖尿病による血管への深刻な負荷という明確な原因が存在しているのです。単に目の表面が疲れているわけではなく、目の奥の組織が飢餓状態や出血に苦しんでいるサインかもしれません。
最後に
「目のかすみ」や「視力低下」といった症状を覚えた時、私たちはどうしても目薬を差したり、十分な睡眠をとったりすることで解決しようとしがちです。しかし、その原因がもし糖尿病であった場合、目だけのケアでは根本的な解決にはなりません。
糖尿病が原因で起こる目の障害は、初期段階で適切な治療を開始すれば、進行を食い止め、視力を守ることが十分に可能です。
最も危険なのは「疲れているだけ」「寝れば治る」と思い込み、医療機関への受診を先延ばしにしてしまうことです。
もし、ご自身が目の症状に心当たりがあるならば、一度立ち止まってご自身の身体に耳を傾けてみてください。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
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まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
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また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。
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治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。
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