西新宿セルフライフ内科クリニック

糖尿病がある方こそ要注意!夏の熱中症対策、その「食事」の選び方を間違えていませんか?

糖尿病がある方こそ要注意!夏の熱中症対策、その「食事」の選び方を間違えていませんか?

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。 連日の厳しい暑さの中、皆さまはこんな熱中症対策をしていませんか?

「熱中症対策のために、塩分と水分をしっかり摂ろうと意識している」

「食欲がないから、冷たいそうめんやフルーツで済ませることが多い」

「暑さで食欲がないから、スポーツドリンクをよく飲むようにしている」

一般的に言われる熱中症対策をきちんと実践しているつもりでも、糖尿病がある方、あるいは糖尿病予備群と言われている方の場合、その食事の選び方がかえって血糖値を乱す原因になっているかもしれません。

今回は、糖尿病がある方が夏の熱中症対策を行ううえで、食事のどこに気をつければ良いのか、その理由と具体的な対策について分かりやすく解説します。

その熱中症対策の食事、血糖値への影響があるかも?

まず、熱中症対策として、水分と塩分をこまめに補給すること自体は、糖尿病の有無にかかわらず大切な習慣です。

ただし、糖尿病がある方の場合は、一般的な熱中症対策の食事に、もうひと工夫必要になる場面があります。

まずは、ご自身の夏の食事や熱中症対策に、次のような傾向がないかチェックしてみましょう。

▢ 熱中症対策として、スポーツドリンクや経口補水液を頻繁に飲んでいる

▢ 食欲がない日は、そうめんやフルーツなど糖質中心の食事で済ませている

▢ 食事の量を減らしているのに、血糖値の数値があまり改善しない

▢ 食後にひどい眠気やだるさを感じることが増えた

▢ 熱中症対策をしているつもりなのに、以前より喉の渇きが強くなった気がする

これらに心当たりがある方は、熱中症対策のつもりで選んでいる食事が、糖尿病の血糖コントロールにとって負担になっている可能性があります。

「熱中症対策はきちんとしているはずなのに、なぜか体調がすっきりしない」という声を、この時期の診察では特によく耳にします。多くの場合、その原因は水分補給の量ではなく、食事の中身にあることが少なくありません。

なぜ「熱中症対策の食事」が糖尿病に影響するのか

そもそも糖尿病とは、血液中の糖分(血糖)を細胞に取り込む「インスリン」というホルモンがうまく働かず、血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。

熱中症対策として選ばれやすい食事が、なぜ糖尿病の血糖コントロールと関わってくるのでしょうか。

原因①:熱中症対策の飲み物に含まれる糖分

熱中症対策として飲まれることの多いスポーツドリンクや経口補水液には、塩分とあわせて糖分も含まれています。

これは、熱中症対策としては理にかなった成分ですが、糖尿病がある方にとっては、食事以外の場面でも糖分を摂取することになるため、血糖値への負担が積み重なりやすくなります。

原因②:食欲不振による「食事の糖質偏重」

暑さで食欲が落ちると、熱中症対策も兼ねて、そうめんやフルーツといった喉ごしの良い食事を選ぶ方が増えます。

しかし、こうした食事は糖質の割合が高く、食物繊維やたんぱく質が不足しがちです。

その結果、食事の量そのものは少なくても、食後の血糖値が急激に上がる「血糖値スパイク」を起こしやすくなります。

原因③:脱水による血液の濃縮

熱中症対策が不十分で身体の水分が不足すると、血液中の水分量も減り、血液そのものが濃くなります。

すると、同じ量の糖分を摂取した場合でも、血液中の血糖値の数値が見かけ上高く出やすくなることが分かっています。

熱中症対策としての水分補給が不足することも、糖尿病の血糖コントロールにとって見過ごせない要因のひとつです。

放置するとどうなる?夏特有のリスク

熱中症対策の食事が糖質に偏った状態が続くと、血糖値の乱れが積み重なり、血管への負担が大きくなっていきます。

また、熱中症そのものによる脱水は、糖尿病がある方にとって体調の急激な悪化につながる可能性もあり、暑い時期は特に注意が必要です。

「食欲がないから」「熱中症対策をしているから大丈夫」と自己判断せず、食事の内容にも目を向けることが大切です。

特に糖尿病の治療で薬を使用している方の場合、脱水や食事量の変化が体調に影響しやすい時期でもあります。夏場の体調管理においては、熱中症対策と血糖コントロールを切り離して考えず、両方を同時に意識する視点が欠かせません。

今日からできる、糖尿病を意識した熱中症対策

熱中症対策そのものを我慢する必要はありません。今の食事に、少しの対策を加えることを意識してみましょう。

対策① 水分補給は「水・お茶」を基本に

熱中症対策としての塩分・水分補給が必要な場面では、糖分の少ない経口補水パウダーなどを活用しつつ、日常的な水分補給は水や麦茶を基本にする対策がおすすめです。

対策② そうめんやフルーツには「たんぱく質」を一品プラス

食欲がない日の食事にも、卵や冷しゃぶ、豆腐などを添える対策を意識してみましょう。

糖質だけに偏らない食事にすることで、血糖値の急上昇をゆるやかにする対策になります。

対策③ 食事の際は、冷房の効いた涼しい環境で

暑い中での食事は早食いになりやすく、血糖値への負担も大きくなります。涼しい環境でゆっくり食事をとる対策も、熱中症対策と血糖コントロールの両方に役立ちます。

対策④ 汗をかいた日の食事は「野菜・海藻」を意識する

汗を大量にかいた日は、水分・塩分だけでなく、カリウムなどのミネラルも失われやすくなります。野菜や海藻を使った副菜を一品加える対策は、熱中症対策としても、食事全体のバランスを整えるうえでも役立ちます。

これらの対策は、どれも今の食事や生活を大きく変えるものではありません。「一品加える」「飲み物を選び直す」といった小さな対策の積み重ねが、熱中症対策と血糖コントロールの両立につながります。

最後に

糖尿病がある方にとって、夏の熱中症対策は水分・塩分補給だけでなく、食事の内容にも目を向けることが大切です。

熱中症対策も血糖コントロールも、どちらか一方を我慢して成り立たせるものではありません。今の生活の中に、無理のない範囲で食事の対策を取り入れていくことが、暑い季節を穏やかに乗り切るための鍵になります。

「熱中症対策をしているのに血糖値が安定しない」「食欲がない中でどんな食事を選べば良いか分からない」という方は、一度ご自身の食事内容や体の状態を確認してみませんか。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

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まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

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西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの”身近な相談窓口”でありたいと考えています。

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