西新宿セルフライフ内科クリニック

夜中にトイレで目が覚める原因とは?「夜間高血圧」がもたらす睡眠不足

夜中にトイレで目が覚める原因とは?「夜間高血圧」がもたらす睡眠不足

こんにちは。西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

皆さまは「睡眠」について悩んだ経験はありませんか?

普段、診察室で患者様のお話を聞く中でも「睡眠」に関するお悩みは特に多くいただくご相談の一つです。

なかでも多くの方が深く悩まされているのが「夜中に何度もトイレに起きてしまい、ぐっすり睡眠がとれない」「朝から身体がだるい」という問題です。

多くの方はこれを「年齢のせいで膀胱(ぼうこう)が小さくなったのかな」「寝る前に水分を摂りすぎたせいだろう」と考えがちですが、実はこれは大きな誤解です。

実は「トイレに行きたくなったから目が覚める」のではなく「血圧が高くなっているから、身体があなたを無理やり起こしている」状態にあります。

今回は、この高血圧と睡眠の関係について詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

なぜ「高血圧」と「睡眠不足」が関係しているのか?

それでは、なぜ一見関係のなさそうな「高血圧」「睡眠不足」が、これほど深く結びついているのでしょうか。

多くの方は「血圧」という血管の病気と、「ぐっすり眠れない」という悩みを全く別の問題として捉えがちです。
しかし、医療の現場から見ると、この2つは切っても切り離せない密接な関係にあります。なぜなら、高血圧が熟睡を妨げる原因になり、逆にしっかりと睡眠がとれないことが高血圧をさらに悪化させるという、悪循環の症状を引き起こしてしまうからです。

本来、私たちの身体は、夜にしっかり睡眠をとっている間は「副交感神経」というリラックスモードの神経が優位になり、血圧が自然と下がる仕組みになっています。
これは、日中がんばって働いた心臓や血管を、夜の間にゆっくり休ませるためです。

しかし、ストレスや疲労、あるいは病気などの原因で脳や身体が緊張したままだと、寝ている間もリラックスモードに切り替わりません。
それどころか、夜中に血圧が急激に跳ね上がってしまうことがあるのです。

血圧が高くなると、脳は「血管に強い圧力がかかっていてピンチだ! 休んでいる場合じゃないぞ!」と判断します。
そして、身体を守るために、強制的に身体を目覚めさせてしまうのです。

これこそが、あなたが夜中に突然目を覚ましてしまう本当の原因です。
つまり「夜間の高血圧」という目に見えない原因があるからこそ熟睡できず、その結果として、日中の強烈な眠気や身体のだるさといった深刻な睡眠不足の症状を引き起こしてしまうのです。

「眠れないから血圧が上がり、血圧が上がるからさらに眠れなくなる」この悪循環の症状を断ち切るためにも、まずはこの仕組みを正しく知ることが大切です。

なぜ「血圧が高い」と夜中に尿が増えるのか?

では、なぜ高血圧の状態になると、夜中のトイレの回数や尿の量そのものが増えてしまうのでしょうか?
ここには、圧力がかかりすぎた血管を労わろうとする、身体の「セルフケアの仕組み」が関係しています。

日中、私たちが立ったり座ったりして過ごしている間は、重力のせいで水分がどうしても足元に溜まりやすくなります(夕方に足がむくむのはこのためです)。
しかし、夜にベッドに横になって睡眠をとると、足に溜まっていた水分が重力から解放され、一気に上半身の血管へと戻っていきます。

もともと高血圧の方は、常に血管の内側に強い圧力がかかり、負担となっている状態です。そこに足から戻ってきた大量の水分が合流すると、血管内の血液の量が急激に増え、血圧がさらに上昇してしまいます。

すると身体は、この高くなりすぎた血圧を下げるために、血液中の余分な水分を急いで尿に変え、外へ排出しようと動き出します

これこそが、夜間に何度もトイレに行きたくなる本当の原因です。
つまり、夜中の尿は高すぎる血圧から身体を守るための「緊急避難」の症状であり、身体があなたを守るために一生懸命サインを出している状態なのです。

要注意!夜間頻尿の裏に隠れた「もう一つの原因」とは?

さらに、この高血圧による夜間のトラブルの裏には、絶対に見逃してはいけない「もう一つの原因」が潜んでいます。
それが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。

睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に一時的に何度も呼吸が止まってしまう病気です。

睡眠中に息が止まると、身体は激しい酸欠状態になり、命の危険を感じて強いストレスを覚えます。
すると、自律神経がパニックを起こし、夜間にもかかわらず猛烈な高血圧を引き起こしてしまうのです。

さらに、呼吸が止まって胸の中の圧力が変わると、心臓は「体内に水分が多すぎて苦しい」と勘違いし、尿を出すためのホルモンを分泌してしまいます。

その結果、

「睡眠時の無呼吸が原因で、夜間の高血圧が悪化する」

「高血圧が原因で脳が覚醒し、さらに睡眠不足の症状がひどくなる」

という2つの悪循環が生まれ、夜中のトイレがさらに増えてしまうのです。

最後に

これまで「年齢のせい」と諦めていた夜間のトイレや睡眠不足の症状も、背景にある高血圧を適切に治療すれば、その症状を根本から改善し、深い睡眠を取り戻せるケースが多くあります。
「最近、夜中のトイレの回数が増えて眠れないな」という症状に心当たりがある場合は、どうぞ当クリニックまでご相談ください。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

① 把握

まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。

② 体験

医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。

そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。

また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。

「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。

③ 納得

患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。

だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。

管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。

治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。

仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。

そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。

診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。

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