
こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
仕事や家庭で多忙な日々を送る中で、ふと「自分の健康って大丈夫かな…」と気になった瞬間はありませんか?
特に30代〜40代になると、健康診断の結果に少しずつ変化が出て、健康状態が気になり始めたりする方も多いのではないでしょうか。
「そういえば、うちの両親も高血圧だし、自分もいずれ高血圧になるのかな……」と、漠然とした不安を感じたことはありませんか?
一般的に、40歳を超えると加齢に伴う血管の変化によって、血圧が上がりやすくなります。しかし、血圧の上がりやすさには、実は遺伝的な要因(家族歴)も一定の影響を与えていることが分かっています。
しかし、「親が高血圧だから自分もなるのはしょうがない」と諦めてしまう必要はありません!
遺伝的な影響と生活習慣の影響を整理して考えることで、血圧をコントロールするための現実的な対策が見えてきます。
そこで今回は、高血圧における「遺伝」と「生活習慣」の関係性、そして家族歴がある働く世代が今すぐ取り入れられる具体的な対策について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください!
高血圧の原因は、遺伝だけではない
まず初めに、高血圧の原因について整理しておきましょう!
高血圧は、一つの原因によって起こるものではなく、複数の原因が組み合わさって発症する病気です。
その原因は、大きく「遺伝的な原因」と「生活習慣による原因」の2つに分けることができます。
遺伝的な原因とは、血圧の調整に関わる身体の機能が、親から子へ受け継がれることを指します。
実際に、ご両親のどちらかが高血圧である場合、子どもも高血圧になりやすい傾向があることが、複数の研究で報告されています。
しかし、この遺伝的な原因は、あくまで高血圧になりやすい体質を受け継ぐという意味であり、必ず高血圧になるということを意味するものではありません。
一方、生活習慣による原因には、塩分の摂りすぎ、運動不足、肥満、過度な飲酒、慢性的なストレス、睡眠不足などが含まれます。これらの原因は、遺伝的な身体の機能とは関係なく、誰にでも当てはまる高血圧の原因です。
つまり、高血圧という結果は、遺伝的な原因と生活習慣による原因の、両方が積み重なって現れるものだといえます。
高血圧の遺伝と生活習慣の関係性とは
ここで重要なのが、遺伝的な原因によって高血圧になりやすい体質を持っている場合、生活習慣による原因の影響が、より強く血圧に現れやすくなるという点です。
たとえば、ご両親が高血圧で遺伝的なリスクがある方が、塩分の摂りすぎや運動不足といった生活習慣を続けてしまうと、遺伝的リスクがない方よりも血圧が上がりやすくなってしまいます。
一方で、遺伝的なリスクが低い方の場合は、同じような生活習慣であっても血圧への影響が小さく済むことがあります。
こう聞くと、「やっぱり遺伝なんだ…」と思ってしまうかもしれません。
ですが、決して「親が高血圧だから、自分ががんばっても意味がない」というのは大きな誤解です。
むしろ、「高血圧になりやすい体質だからこそ、生活習慣を少し整えるだけで、とても大きな予防効果が得られる」とも言えるのです。
ご自身の体質を知ることは、自分の身体を守るための一番の近道です。できることから少しずつ身体を労わっていきましょう!
働く世代が家族歴を踏まえて取り入れたい対策
家族に高血圧の方がいる場合、働く世代が具体的に取り入れておきたい対策を、いくつかご紹介していきます!
① 「減塩」より効果的な場合がある、カリウムを足す
高血圧対策と聞くと、多くの方は「塩分を減らす」という引き算の対策を思い浮かべます。しかし、実は「カリウムを足す」という足し算の対策の方が、無理なく続けやすい場合があります。
カリウムには、体内の余分な塩分(ナトリウム)を尿として排出しやすくする働きがあります。つまり、塩分そのものを厳しく制限するよりも、カリウムを含む食品(バナナ、ほうれん草、アボカドなど)を意識的に追加するだけで、結果的に体内の塩分バランスを整えることができるのです。
「減らす」ことにストレスを感じやすい方にとっては、「足す」という発想への転換が、続けやすさの鍵になります。
② まとまった運動をしなくても効果がある「こまめに動く」
運動習慣というと、多くの方はジムやジョギングのような、まとまった時間の運動を思い浮かべます。しかし、意外なことに、家事や立ち仕事、階段の上り下りといった、日常のちょっとした動きを1日の中で積み重ねることも、血圧に良い影響を与えると言われています。
デスクワーク中心の働く世代にとって、まとまった運動の時間を確保することは簡単ではありません。しかし、1時間に1回席を立つ、電話中は立ったまま話す、といった小さな動きを日中にこまめに挟むことも、血圧のコントロールに役立つ場合があります。
だからこそ、日常の動き方を見直すことが、家族歴のある方にとって現実的な対策になります。
③ 熱いお風呂より効果的な「少し低めの湯温」で入る
仕事の疲れを取るために、熱いお風呂に入りたいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、42度以上の熱いお湯は、血管を一時的に収縮させ、血圧を急上昇させてしまうことがあります。特に家族歴があり血圧が上がりやすい体質の方にとっては、熱いお風呂がかえって血管への負担になっている可能性があります。
反対に、40度前後のやや低めのお湯に10分程度浸かることは、血管を広げ、血流を促す働きがあると言われています。「しっかり温まらないと疲れが取れない気がする」と感じる方も多いかもしれませんが、湯温を少し下げるだけで、入浴が血圧にとって負担ではなく、対策のひとつに変わる可能性があります。
まとめ
高血圧の原因には、遺伝的な原因と生活習慣による原因があり、ご両親が高血圧であっても、それだけで高血圧になることが決まるわけではありません。
むしろ、遺伝的なリスクが高い方こそ、生活習慣による原因を減らす対策の効果が大きく現れるという点を、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
「両親が高血圧で、自分の血圧も気になっている」「家族歴があるが、具体的にどのような対策をすればいいか分からない」という場合は、一人で抱え込まずに、まずは西新宿セルフライフ内科クリニックまでご相談ください。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
① 把握
まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の身体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。
② 体験
医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。
そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。
また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。
「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。
③ 納得
患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。
だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。
管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。
治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。
ご予約はこちら