西新宿セルフライフ内科クリニック

【放置厳禁】そのしびれ、実は危険なサインかも?高血糖が原因で起こる「末梢神経障害」とは

【放置厳禁】そのしびれ、実は危険なサインかも?高血糖が原因で起こる「末梢神経障害」とは

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

「最近、足の先がピリピリする」

「手足の感覚が鈍くなった気がする」

そんな、言葉にするのが少し難しいような身体の違和感を覚えたことはありませんか?
こうした症状があっても、多くの方は「疲れが溜まっているのかな」「年齢のせいかな」と、つい忙しい日常の中に埋もれてしまいがちです。
実はその症状、血液中の糖分が過剰な状態が続く高血糖が引き起こす、深刻な警告サインかもしれません。

高血糖が原因で起こる「神経障害」は、自覚症状が現れ始めたときにはすでに進行していることも少なくありません。高血糖がなぜ大切な神経を傷つけるのか、その具体的な原因と、放置するリスクについて、詳しく解説していきます。

「高血糖」が全身をボロボロにする理由とは?

まずは「なぜ高血糖が起こってしまうのか」という根本的な仕組みからお話ししていきます。
私たちは毎日、食事から摂った「糖質」をエネルギーに変えて活動しています。
本来であれば、膵臓から出る「インスリン」というホルモンが交通整理の役割を担い、血液中の糖分をスムーズに全身の細胞へと運び込んでくれます。

ところが、食べ過ぎや運動不足、過度なストレス、あるいは遺伝的な体質といった要因が重なると、このインスリンの働きが鈍くなってしまいます。
すると、行き場を失った糖分が血液中にあふれかえり、血管の中が常に糖で満たされた状態になります。これがいわゆる「高血糖」です。

高血糖の一番の注意点は、初期段階では痛みや苦しさといった「自覚症状」がほとんど現れないことです。
そのため、多くの人が気づかないうちに、血液中にあふれた糖は全身の血管や神経をじわじわと、かつ慢性的に攻撃し続けています。

たった数日、数週間ほど血糖値が高いだけであれば、身体に劇的な変化は感じられないかもしれません。
しかし、この状態が数ヶ月、数年と「慢性化」することで、身体の土台である血管と神経は、ボロボロになっていきます。

では、高血糖が慢性化することで具体的にどのような崩壊が起きるのか。身体に及ぼす代表的な2つの悪影響について、詳しく解説していきます。

① 血管へのダメージ:全身で「血流不全」が起こる原因に

血液中の糖分が多い状態(高血糖)が続くと、血管の内壁に炎症が起きやすくなります。
また、糖によってドロドロになった血液は流れが滞り、血管が硬くもろくなる「動脈硬化」を加速させます。

血管は全身に酸素や栄養を運ぶ道路のようなものです。この道路が塞がったりボロボロになったりすることで、身体の隅々まで栄養が届かなくなる「血流不全」が起こります。
これが、高血糖が全身で深刻な合併症を引き起こす最大の原因となります。

② 免疫力の低下:細菌やウイルスに弱い身体になる理由

高血糖の慢性化は、身体を守る自衛隊のような役割を持つ「白血球」の機能も低下させます。血液の中に糖があふれていると、白血球が細菌やウイルスを捕まえて攻撃する力が弱まり、感染症に対する抵抗力が落ちてしまうのです。

その結果、健康な人ならすぐに治るような小さな傷からバイ菌が入って化膿したり、一度かかった風邪がなかなか治らなかったりといった二次的な症状が現れ始めます。

このように、高血糖は全身のシステムを根底から揺るがす大きな原因となりますが、その中でも特に被害を受けるのが、身体の末端まで伸びている「末梢神経(まっしょうしんけい)」です。

血管がボロボロになり、神経への栄養供給が途絶えることで、身体にはどのような違和感が生まれるのでしょうか。
次に、高血糖の慢性化が原因で起こる「末梢組織」への深刻な影響について詳しくお話しします。

高血糖が慢性化すると起こる「末梢神経障害」とは?

そもそも「末梢神経」とは何か、皆さまご存じでしょうか。

私たちの身体には、脳や脊髄というすべての動きや感情をコントロールする「司令塔(中枢神経)」がありますが、そこから枝分かれして、手足の先、内臓、皮膚の表面までくまなく伸びているのが「末梢神経」です。

高血糖が慢性化すると、視力低下や腎機能低下など様々な症状が現れます。これらと並んで現れるのが「末梢神経障害」です。
「末梢神経障害」とは、全身に張り巡らされた神経がダメージを受け、情報の伝達がうまくいかなくなる状態を指します。
この障害の厄介な点は、ダメージを受ける神経の種類によって、現れる症状が多岐にわたることです。

■感覚神経の異常(最も多い初期症状)

まずは感覚神経の異常です。
これは最も多く見られる初期症状で、外部からの刺激を脳に伝える役割が阻害されることで起こります。具体的には、足の先や手の先にピリピリ、ジンジンとしたしびれや痛みを感じるようになります。
さらに感覚が鈍くなると「常に厚手の靴下を履いているような違和感」や「足の裏に膜が張ったような感じ」「砂利の上を歩いているようなジャリジャリとした感覚」と表現される独特な症状が現れます。
これらは身体の末端にある長い神経からダメージを受けるため、左右対称に現れるのが大きな特徴です。 

■運動神経の異常

次に運動神経の異常です。
これは脳からの「動かせ」という指令を筋肉に届ける神経が傷つくことで起こります。
筋肉を動かす指令が伝わりにくくなるため、足がもつれてつまずきやすくなったり、スリッパがすぐに脱げてしまったりします。
また、手の力が入りにくくなることで、お箸をうまく使えない、ボタンを留めるといった細かな作業が困難になるといった症状が現れます。 

■自律神経の異常

そして自律神経の異常です。
自分の意志とは関係なく、心臓や胃腸の働き、血圧や発汗などを自動でコントロールしている神経がやられると、全身に影響が出ます。
内臓の働きを調整できなくなると、しつこい便秘や下痢を繰り返したり、立ち上がった瞬間に強い立ちくらみを起こしたりします。
他にも、足には汗をかかないのに上半身だけ異常に汗をかくといった発汗の乱れや、男性であればED(勃起不全)などの症状となって現れることも少なくありません。 

末梢神経障害が進行すると、しびれや痛みを通り越して、最終的に「感覚がなくなる」状態に陥ります。これが最も危険です。
例えば、靴の中に小石が入っていても気づかず、足に傷ができても痛みを感じません。

高血糖による免疫力低下も重なって、その傷から細菌が入り込み、組織が腐る「壊疽(えそ)」を引き起こします。最悪の場合、足を切断しなければならない事態にもなりかねません。

まとめ:高血糖対策は「今日」から始める

高血糖が慢性化することで引き起こされる末梢神経障害は、一度失われると修復が非常に困難な症状です。

しかし、裏を返せば、早い段階で高血糖という根本的な原因に対処すれば、進行を食い止め、不快なしびれや将来のリスクを大幅に軽減できるということでもあります。

「まだ若いから大丈夫」「少ししびれるだけだから」という油断は禁物です。

もし少しでも気になる症状があれば、すぐに医療機関に相談しましょう。ご自身の身体が発している小さな声に耳を傾けることが、未来の健康を左右するのです。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

① 把握

まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。

② 体験

医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。

そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。

また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。

「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。

③ 納得

患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。

だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。

管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。

治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。

仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。

そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。

診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。

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