西新宿セルフライフ内科クリニック

その胸の違和感、本当にただの疲れ?「心筋梗塞」から命を守る方法

その胸の違和感、本当にただの疲れ?「心筋梗塞」から命を守る方法

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

「最近、なんとなく胸のあたりが重苦しい気がする」 

「年齢のせいか、階段を上ると少し胸が締め付けられるように感じる」

日々の忙しさの中で、このような身体からの小さなサインを「ただの疲れ」「一時的なもの」と見過ごしてはいませんか?

実は、その何気ない胸の違和感の裏には、恐ろしい病気が潜んでいる可能性があります。その代表格が「心筋梗塞」です。 

そして、この大病を引き起こす引き金となるのが、私たちが日常で見落としがちな「高血圧」という状態です。 

日本人の多くが抱える「高血圧」と「心筋梗塞」のリスクについて、その引き金となる原因や身体に現れる症状、そして命を守るための具体的な対策を、お話します。ご自身の大切な命、そして大切な家族の未来を守るために、ぜひ最後までお読みください!

そもそも高血圧とは?

健康診断などでよく目にする「高血圧」という言葉。

多くの人が「血圧が少し高めだな」と認識しつつも、特に痛みに代表されるような自覚症状がないため、そのまま放置してしまいがちです。このように症状が出にくいことこそが、高血圧の隠された恐ろしさでもあります。

そもそも高血圧とは、血管にかかる圧力が慢性的に高くなっている状態を指します。

一般的な基準としては、医療機関で測定した際に、最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の場合に診断されます。

血管は本来、弾力性があり、血液をスムーズに全身へ送るためのポンプのような役割を果たしています。しかし、圧力が高い状態が続く環境が原因となり、血管の壁は常に強いダメージを受け続けることになります。

なぜ高血圧になるのか?その原因

高血圧になる主な原因は、遺伝的な体質に加えて、以下のような生活習慣の乱れが深く関係しています。

・塩分の過剰摂取

体内の塩分濃度を薄めるために水分が血液中に増え、全体の血液量が増加して圧力が上がることが原因です。

・肥満や運動不足

太ると全身に血液を送るためにより強い力が必要になり、運動不足は血管の柔軟性を失わせる原因となります。

・ストレスと喫煙

交感神経を刺激し、血管を収縮させるため、一時的・慢性的に血圧を上昇させる原因を作ります。

このように、日々の生活の積み重ねが原因となり、気づかないうちに血管は傷つき、動脈硬化へと進行していくのです。生活習慣が原因で起こる高血圧は、初期段階での自覚症状がほとんどありません。 

高血圧のリスク「心筋梗塞」とは?

では、高血圧を放置し続けると、私たちの身体にはどのような危険が及ぶのでしょうか。

恐れるべきリスクの一つが、今回の本題である「心筋梗塞」です。

慢性的な高血圧という原因によって傷つけられた血管は、次第に厚く、硬くなっていきます。これが「動脈硬化」です。

動脈硬化が進んだ血管は、柔軟性を失うだけでなく、内側にコレステロールなどの塊(プラーク)が溜まりやすくなります。

この血管の劣化が、心臓自体に酸素や栄養を送る重要な血管「冠動脈」で起こり、最終的に血管が完全に詰まってしまう状態、それが心筋梗塞です。

心筋梗塞を発症すると、どのような症状が現れるのでしょうか。

代表的な症状を3つ紹介します。

①激しい胸の痛み・圧迫感

「胸を締め付けられるような」「ゾウに踏まれているような」と表現される強烈な痛みが、20分以上続きます。

冠動脈が完全に詰まると、その先にある心臓の筋肉(心筋)に酸素がまったく届かなくなります。人間は酸欠になると強い痛みを感じる物質を出します。これが強烈な痛みの原因です。

一時的な酸欠なら細胞は耐えられますが、完全に血流が途絶えて20分以上経つと、心臓の細胞が壊死し始めます。だからこそ、痛みの症状が20分以上続く場合は一刻を争うのです。

➁放散痛(ほうさんつう)

胸だけでなく、左肩、顎、歯、あるいは背中やみぞおちあたりに痛みが広がる症状があります。

これは、心臓が発している「激痛のサイン」が神経を通って脳に伝わる際、脳が混乱を起こしてしまうために起こる症状です。心臓へつながる神経と、肩・顎・左腕などにつながる神経のルートが近いため、脳が「肩や顎が痛い」と錯覚してしまうのが原因です。

高齢者や糖尿病の方など、胸の痛みを感じずに「急に歯や胃が猛烈に痛くなった」と病院に運ばれ、心筋梗塞が見つかるケースもあります。 

③付随する症状

 冷や汗、吐き気、呼吸困難、強い不安感を伴うのが特徴的な症状です。

心臓という「血液を送り出すポンプ」が急に壊れるため、全身がパニック(ショック状態)に陥ることが原因です。自律神経が激しく乱れることで、冷や汗や強い吐き気といった症状が生じます。また、心臓が血液を送り出せないため肺に血液が滞り、息苦しさを伴います。 

心筋梗塞から命を守る方法とは?

心筋梗塞の恐ろしさをお伝えしてきましたが、決して予防できない病気ではありません。

適切な知識を持ち、日常の行動を変えることで、リスクを大幅に下げることができます。

ここからは、命を守るための具体的な方法を3つのステップでご紹介します。

ステップ①:最大の原因である「高血圧」を徹底管理する

心筋梗塞を防ぐための近道は、その引き金となる高血圧を放置しないことです。

・減塩への取り組み

まずは1日6g未満を目標にしましょう。出汁(だし)の旨味やレモンなどの酸味、スパイスを活用すると、塩分が少なくても満足感を得られます。

・家庭血圧の測定

 病院での測定だけでなく、毎日朝と夜の決まった時間に自宅で血圧を測り、記録する習慣をつけましょう。

・適切な医療機関の受診

 生活習慣を改善しても血圧が下がらない場合は、無理をせず医師に相談し、降圧薬などの適切な治療を受けることが重要です。

ステップ②:生活習慣の見直し

血管を若々しく保つために、以下の習慣を意識してみましょう。

・禁煙: タバコは血管を収縮させ、動脈硬化を悪化させてしまいます。

・適度な有酸素運動: 1日30分程度のウォーキングは、血圧を下げ、心機能を高める効果があります(※すでに血圧が著しく高い方は医師にご相談ください)。

・ストレスを溜め込まない: 睡眠時間を十分に確保し、趣味の時間を持つなどして、交感神経の過度な緊張を防ぎましょう。

ステップ③:万が一の「症状」を見逃さない

もしも、自分自身や周囲の人が先述したような心筋梗塞を疑う症状(激しい胸の痛み、冷や汗、左腕への放散痛など)を起こした場合は、迷わず救急車を呼びましょう。

「しばらく様子を見よう」という油断は命取りになります。発症から治療開始までの時間が、その後の生存率や社会復帰の可能性を大きく左右します。自家用車やタクシーではなく、救命処置が行える救急車を要請しましょう。

最後に

「胸の違和感」は、身体が発している一つのサインです。

高血圧である状態は、今この瞬間もあなたの血管に負担をかけ続けている可能性があります。それが限界を迎えたとき、心筋梗塞という形で突然襲いかかってくるのです。

健康な未来は、今の生活習慣の見直しから始まります。

塩分を少し控える、毎朝血圧を測る、そんな小さな一歩が、ご自身の人生と大切な家族の笑顔を守る大きな盾となります。少しでも不安な症状がある場合や、健康診断で指摘を受けた際は、迷わずに医療機関を受診しましょう。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

① 把握

まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。

② 体験

医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。

そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。

また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。

「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。

③ 納得

患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。

だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。

管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。

治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。

仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。

そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。

診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。

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