西新宿セルフライフ内科クリニック

身体からのSOS、見逃していませんか?慢性腎臓病の「3つの初期症状」とは

身体からのSOS、見逃していませんか?慢性腎臓病の「3つの初期症状」とは

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。 

突然ですが皆さまに質問です!

塩分・糖分の「隠れ過剰摂取」に心当たりはありませんか?
「自分は薄味派だから大丈夫」「甘いものは控えているから関係ない」そう思っていませんか?

実は、普段から塩分や糖分を気をつけて食べているつもりの食事にも、思わぬ落とし穴がたくさん潜んでいます。
たとえば、お昼にコンビニで手軽に済ませようと「おにぎりとカップ麺」のセットを選んだり、夜遅くに疲れて帰ってきて、お惣菜の唐揚げやレトルトカレーでパパッと夕食を済ませたり。他にも、健康のためと思って毎日のように飲んでいる野菜ジュースや、仕事中のデスクワークのお供についついつまんでしまうクッキーやチョコレート……。
そんな何気ない毎日の習慣が、実は気付かないうちに塩分や糖分の過剰摂取に繋がる原因になっているかもしれません。

こうした生活習慣の乱れこそが「腎臓」に大きな負担をかけてしまう一番の原因であり、避けるべきNG習慣なんです。
腎臓は身体の中の余分な水分や塩分、老廃物を濾過(ろか)して外に出すフィルターの役割を担っていますが、知らず知らずのうちに積み重なった塩分や糖分の摂り過ぎは、その繊細なフィルターを直接傷つける大きな原因になってしまいます。

さらに、高血圧や糖尿病などの生活習慣病も、腎臓の機能を著しく低下させる大きな原因になることが分かっています。
つまり、日頃のちょっとした食事の偏りが、将来的に病気を引き起こす根本的な原因を作ってしまうのです。

では、この慢性腎臓病が静かに進行していくと、私たちの身体には一体どのような影響が出てくるのでしょうか。 今回は「慢性腎臓病」の知っておくべきリスクや初期症状について、詳しくお話ししていきます。 ぜひ、最後までご覧ください!

症状が出たときには手遅れ?慢性腎臓病の知っておくべきリスクとは

そもそも慢性腎臓病とは、一言でいうと「身体のゴミを処理するフィルターが、長期間にわたって少しずつ網目を詰まらせ、ボロボロになっていく病気」です。
腎臓の中には「糸球体(しきゅうたい)」と呼ばれる、細い毛細血管がパチンコ玉のように丸く集まったミクロのフィルターが、左右合わせて約200万個も詰まっています。
この糸球体が24時間休むことなく血液を濾過し、きれいに洗い続けてくれるおかげで私たちの健康は保たれています。

しかし、この慢性腎臓病の本当に厄介なところは、その糸球体がかなり壊れて深刻な状態になるまで、目立った症状がほとんど現れないという点にあります。

人間の腎臓は、驚くほどタフで我慢強い臓器です。
たとえば、過剰な塩分や糖分のせいで糸球体が全体の半分近くまで破壊されて使い物にならなくなってしまっても、残された糸球体たちが「自分が2倍、3倍働けばいいんだ」と必死にカバーし、血液をきれいにし続けてしまいます。

そのため、普通に暮らしている分にはまったく異変に気づくことができません。
そして「なんだか最近だるいな」「むくみがひどいな」と、はっきりとした不調を自分で自覚した頃には、すでに初期の段階を通り越し、糸球体の体力が限界を迎えてしまっているケースが少なくないのです。

だからこそ、まだ腎臓にも身体にも十分な体力が残されている初期の段階で、身体が密かに発している「3つの初期症状」を正しく知っておくこと。
そして、その微かな変化を見逃さないことこそが、これからの生活の質と、未来の健康を守るために何よりも大切になります。

見逃し厳禁!慢性腎臓病の「3つの初期症状」とは?

では、私たちが日常生活の中で気付ける、慢性腎臓病の初期の症状には、一体どのようなものがあるのでしょうか。代表的な3つのサインを詳しく解説していきます。

初期症状①:翌朝になっても顔や手がパンパンな「むくみ」

まず1つ目は、朝起きてもなかなか抜けない「むくみ」の症状です。
腎臓の主な仕事は、身体の中の「余分な水分と塩分」を尿として外に追い出すことです。
しかし、腎臓の働きが低下してしまうと、行き場を失った水分がどんどん血管の外に染み出し、皮膚の下に溜まってしまいます。

立ち仕事などで夕方に足がむくむのはよくあることですが、一晩ぐっすり眠ったはずの「翌朝」になっても、まぶたが腫れぼったかったり、指輪が抜けなかったり、靴がずっときつく感じられる場合は注意が必要です。
これは、横になって休んでいる間も腎臓がしっかり水分を処理できていない証拠であり、腎機能の低下が原因のサインかもしれません。

初期症状②:休んでも身体が重い「抜けないだるさ」

2つ目は、どれだけ寝ても疲れがスッキリ取れない「強いだるさや疲れやすさ」です。
私たちの身体の中では、日々エネルギーが作られると同時に、たくさんの「老廃物(生きていく上で出る身体のゴミや毒素)」が発生しています。健康な状態であれば、腎臓がこのゴミを毎分きれいにろ過して尿として捨ててくれます。

しかし、腎臓のフィルター機能が鈍ると、本来なら身体の外へ捨てるべきゴミが血液中にどんどん溜まってしまうことになります。その結果、まるで一晩中激しい運動をしていたかのように身体全体が重く、ぐったりと感じられるようになるのです。
「ただの寝不足や仕事のストレス、年齢のせい」と見過ごしてしまいがちですが、これも慢性腎臓病の重要な初期の症状の一つです。

初期症状③:ちょっとした階段で息が切れる「質の違う貧血」

3つ目は、立ちくらみとは少し性質が異なる「貧血」の症状です。
多くの人は「貧血=鉄分不足」と思いがちですが、実は腎臓も血液の製造に深く関わっています。
腎臓には、骨髄に向かって「もっと新しい赤血球(血液)を作りなさい!」と命令を出す「エリスロポエチン」という大切なホルモンを分泌する役割があります。

腎臓がダメージを受けると、この命令を出すホルモンが激減してしまいます。
すると、骨が血液を作れなくなり、身体全体が深刻な酸欠状態に陥ってしまうのです。
「急に立ち上がったときにクラッとする」だけでなく「ちょっとした階段や坂道を上っただけで、心臓がバクバクして異常に息が切れる」「周りから顔色が悪いと心配される」といった状態は、この「腎性(じんせい)貧血」という初期特有のサインである可能性が高いのです。

こうした「むくみ」「だるさ」「貧血」という3つの初期の症状は、どれも日常の疲れと見過ごしてしまいやすいものばかりです。
しかし、どれか一つでも「もしかして?」と気になる異変を感じたら、決して放置をせず、まずは病院で一度「尿検査」を受けてみてください。
尿の中に本来は漏れ出ないはずのタンパク質が混ざっていないかを調べる尿検査こそが、自覚症状のない初期段階で病気の原因を見つけ出す、一番確実な方法です。

一度失われてしまった腎臓の機能は、残念ながら現代の医学をもってしても、元の元気な状態に戻すことはできません。だからこそ、まだ身体に大きな実害が出ていない初期のタイミングで早く見つけてあげることが、何よりも重要になります。

最後に

今回の内容を振り返ると、慢性腎臓病を引き起こす最大の原因は、日々の塩分や糖分の摂り過ぎといった身近な生活習慣にあります。
ご紹介した「むくみ」「だるさ」「貧血」という3つの初期の症状は、どれも日常の疲れや年齢のせいにして見過ごしやすい微かな異変ばかりです。
しかし、これらはすべて腎臓が限界を迎える前に発してくれている大切なSOSです。

一度失われた腎臓の機能を元の状態に戻すことはできないからこそ、自覚症状のない本当の初期段階で早く見つけてあげることが何よりも重要になります。
「もしかしたら私も過剰に摂取しているかも?」と日頃の食事に関心を持ち、根本的な原因である生活習慣を早めに見直していくこと。それこそが、慢性腎臓病の悪化を防ぎ、これからの健やかな毎日を優しく守るための、大切な一歩となります。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。

私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。

① 把握

まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。

当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。

忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。

② 体験

医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。

そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。

また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。

「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。

③ 納得

患者様一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。

だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。

管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。

治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。

仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。

そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。

診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。

西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。

ご予約はこちら