
こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
皆さまは毎日、しっかりと身体を休められるような睡眠を取れていますか?
睡眠時間は確保しているはずなのに、朝から身体のだるさが抜けなかったり、日中に抗えないほどの眠気を感じたりすることはないでしょうか。
こうした症状があっても、日々の忙しさのなかでは「単なる仕事の疲れかな」「一時的な寝不足だろう」と深く考えずに放置してしまう方は少なくありません。
ですが、もしその不調が日常的に続いているとしたら、注意が必要です。
その背景には、自分でも気づかないうちに睡眠の質が著しく低下する「睡眠時無呼吸症候群」が潜んでいる可能性があるからです。
この病気は、単に「ぐっすり眠れない」という問題にとどまらず、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こしたり悪化させたりする大きな要因になることが分かっています。
そこで今回は、睡眠時無呼吸症候群の原因や健康へのリスク、そして生活習慣病との関係について詳しくお伝えしていきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気か?
まず初めに、そもそも「睡眠時無呼吸症候群」とは一体どのような病気なのかについて、基本的な特徴を見ていきましょう。
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まったり、浅くなったりすることを繰り返す病気です。一般的な診断基準では、10秒以上呼吸が止まる状態が、1時間に5回以上繰り返される場合に診断されます。
大きないびきをかいたあとに呼吸が止まり、しばらくして再び大きないびきとともに呼吸が再開する、というパターンが典型的です。本人は眠っている間の出来事のため気づきにくく、家族から指摘されて初めて分かるケースも少なくありません。
呼吸が止まっている間、身体は酸素不足の状態になり、脳や身体を休ませるはずの睡眠中であっても、身体は繰り返し覚醒に近い状態に引き戻されてしまいます。
そのため、自分自身では睡眠時間を確保しているつもりでも、実際には質の良い睡眠が取れておらず、慢性的な不眠に近い状態が続いてしまうのです。
この「眠っているのに眠れていない」という状態こそが、睡眠時無呼吸症候群が引き起こす、見過ごせない不眠の正体です。健康な人であれば深い睡眠によって心身が回復しますが、この不眠に近い状態が続くと、身体の回復力そのものが低下し、糖尿病や高血圧といった生活習慣病を招きやすい状態にもつながっていきます。
なぜ働く世代に多いのか?その原因とは
では、なぜこうした「眠っているのに眠れていない」という不眠状態に陥ってしまうのでしょうか。実は、睡眠時無呼吸症候群の発症には、日々の生活習慣が大きく関係しています。
この病気を引き起こす原因は様々ですが、特に働く世代の生活習慣と深く関わっているのが「肥満」です。
首まわりや喉の周辺に脂肪が蓄積すると気道が狭くなり、就寝時に舌の付け根(舌根)が落ち込みやすくなります。
その結果、気道が塞がれて呼吸が何度も中断し、睡眠の質が大幅に低下することで、慢性的な不眠を招いてしまうのです。
働く世代にありがちな外食中心の食生活や運動不足による体重増加は、まさにこの気道の狭小化を促す直接的な原因となります。
さらに、肥満という生活習慣上の問題だけでなく、就寝前の飲酒や喫煙、慢性的な疲労も、いびきや呼吸停止といった症状を悪化させる一因です。
特にアルコールは喉まわりの筋肉を緩める作用があるため、気道を塞ぎやすくし、いびきや呼吸停止による不眠をさらに深めてしまいます。
そして注意したいのは、こうした生活習慣の乱れから生じる不眠が長引くと、身体へのストレスから高血圧や糖尿病といった「生活習慣病」のリスクを一段と高めてしまうという点です。
睡眠時無呼吸症候群が招く生活習慣病への影響とは
睡眠時無呼吸症候群が特に注意すべきなのは、単体で終わらず、糖尿病や高血圧といった「生活習慣病」と互いに悪化させ合う悪循環を生み出しやすいという点です。具体的にどのような形で影響し合うのか、ここから見ていきましょう。
眠っている間に呼吸が止まると、身体は酸素不足を補おうとして、血圧を上げるホルモンや血糖値を上げるストレスホルモンを分泌します。
この状態が毎晩繰り返されると、日中だけでなく夜間も血圧が高い状態が続きやすくなり、高血圧を引き起こす大きな原因となってしまいます。
同様に、繰り返される酸素不足と睡眠の質の低下は、血糖値を下げる「インスリン」の働きを弱めてしまうことも分かっています。
質の良い睡眠が取れず、慢性的な不眠状態が続くことが、糖尿病などの生活習慣病の発症や悪化を招く大きな原因にもなり得るのです。夜間の不眠が積み重なることは、日中のパフォーマンスだけでなく、身体の代謝機能そのものにも悪影響を及ぼします。
さらに、生活習慣病によって肥満や代謝の乱れが進むと、それがまた気道を狭めて睡眠時無呼吸症候群を悪化させる直接的な原因になります。
日中の強い眠気やだるさを「単なる寝不足」「仕事の疲れ」として見過ごしてしまうと、その不調の根本にある原因に気づかないまま、生活習慣病が静かに進行してしまうおそれがあります。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群というと、いびきの悩みとして軽く捉えられがちですが、ここまでご紹介してきたように、糖尿病や高血圧といった生活習慣病と深く関わり合っている病気です。日中の強い眠気やだるさ、慢性的な不眠のような感覚がある場合、その原因は単なる寝不足ではなく、睡眠時無呼吸症候群による不眠である可能性があります。
「家族からいびきや呼吸の止まりを指摘されたことがある」「しっかり寝ているはずなのに、日中の眠気やだるさが続いている」といった場合、その原因は単なる寝不足ではないかもしれません。こうした不眠に近い状態が続いている場合は、一人で抱え込まずに、まずは西新宿セルフライフ内科クリニックまでご相談ください。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
① 把握
まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の身体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。
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治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
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