西新宿セルフライフ内科クリニック

夏に気をつけたい、生活習慣病の方がやりがちなNG行動

夏に気をつけたい、生活習慣病の方がやりがちなNG行動

こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニックの看護師 平田です。

暑さが本格的になる7月から9月は、生活習慣病をお持ちの方にとって、実は油断しやすい季節です。

「食欲がないから食事を減らしている」「暑いから運動はお休みしている」——そんな何気ない行動が、血圧や血糖値、体重の管理に影響していることがあります。夏は汗をかいて痩せやすい季節と思われがちですが、実際には食事の偏りや運動不足、水分の摂り方によって、かえって体調を崩しやすい季節でもあります。今回は、当院の外来でよくお見かけする夏場のNG行動「水分補給」「食事」「冷房」の3つに分けてご紹介します。ご自身やご家族の生活を振り返りながら、読んでいただければと思います。

その1:水分補給のとり方

暑いとつい冷たい飲み物に手が伸びますが、選び方には少し注意が必要です。

スポーツドリンクを「水分補給だから」と1日に何本も飲んでしまう方がいらっしゃいますが、500mlのペットボトル1本には角砂糖にして7〜8個分もの糖分が含まれていることも珍しくありません。清涼飲料水やジュースも同様で、飲みすぎれば血糖値が急上昇し、「ペットボトル症候群」と呼ばれる状態を招くこともあります。水分補給の基本は、やはり水やお茶、麦茶がおすすめです。

また「のどが渇いてから飲む」という方も多いのですが、のどの渇きを感じたときにはすでに体から水分が失われ始めています。

特に朝起きたとき、入浴の前後、就寝前はコップ1杯の水を意識的にとると、血液がドロドロになるのを防ぎ、血圧の変動や脳梗塞・心筋梗塞のリスクを減らすことにつながります。逆に、水分制限のある心臓病や腎臓病の方は「暑いから」と普段より多く飲みすぎないよう、主治医の指示量を守ることも大切です。

その2:食事が偏りがちに

暑さで食欲が落ちると、そうめんや冷やし中華、冷凍うどんなど、のどごしの良い麺類だけでさっと食事を済ませてしまう方が増えます。

手軽で美味しいのですが、これが続くと糖質に偏り、たんぱく質や野菜が不足しがちになります。結果として血糖値が上がりやすくなったり、筋肉量が落ちて夏バテしやすい体になったりすることも。麺類を食べるときは、ゆで卵や冷しゃぶ、納豆や豆腐などのたんぱく質、トマトやきゅうり、オクラといった夏野菜を一品プラスするだけで、栄養バランスがぐっと整います。

また、アイスや冷たいゼリー飲料だけで食事代わりにしてしまうのもよく見かけるNG行動です。

手軽なぶん、糖質や脂質に偏りやすいので注意しましょう。「食欲がないから」と食事の回数自体を減らすのも、かえって次の食事でどか食いをしてしまい、血糖値の乱れを招くことがあります。1回の量を無理に増やそうとせず、朝・昼・晩に加えて、ヨーグルトや枝豆などの軽い間食を挟みながら、量より品数を意識してみてください。

その3:冷房との付き合い方

意外と多いのが、冷房の使い方に関するNG行動です。

「電気代が気になる」「冷えるのが苦手」といった理由でエアコンを我慢し、室内で熱中症になってしまうケースは毎年後を絶ちません。特に高齢の方は暑さやのどの渇きを感じにくくなっているため、「まだ大丈夫」と思っているうちに体温がどんどん上がっていることがあります。高血圧や糖尿病をお持ちの方は、暑さそのものが心臓や血管への負担になりやすいため、我慢は禁物です。室温は28度、湿度は60%程度を目安に、日中も夜間も遠慮なく冷房を使いましょう。

一方で、涼しい部屋に一日中こもってソファでテレビを見て過ごすような生活が続くと、運動不足から血糖値や体重の管理が難しくなることもあります。日中の一番暑い時間帯(だいたい午前11時〜午後3時ごろ)は外出を避け、朝夕の比較的涼しい時間帯に15〜20分程度の軽いウォーキングやラジオ体操を取り入れるなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を続けていただけたらと思います。

夏を元気に乗り切るために

暑い季節こそ、いつも以上にご自身の体と対話しながら、無理のない範囲で健康管理を続けていきましょう。「少し疲れやすい」「血圧が高い日が続く」「最近体重が増えた」など、気になる変化がある場合は西新宿セルフライフ内科クリニックまでご相談ください!

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看護師 平田

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