
こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニックの看護師 平田です。
健康診断で「血圧が少し高めですね」と言われたことがある方、ご自宅に血圧計はあるけれど、なんとなく測らないままになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、血圧を日常生活の中でどう把握していけばよいのか、測るタイミングや記録の習慣を中心にお伝えします。
なぜ「その場の一回」だけでは分かりにくいのか
血圧は、一日の中でも常に変動しています。朝起きた直後、日中の活動時、夜の就寝前など、時間帯によって数値が変わりますし、緊張やストレス、運動の直後などでも一時的に上がることがあります。病院で測った時だけ高くなる「白衣高血圧」という言葉があるように、一回だけの測定では、本来の身体の状態を正確に把握しきれないことも少なくありません。だからこそ、日常の中で継続的に記録していくことが、ご自身の身体を知る大きな手がかりになります。
測定タイミングの基本
私が患者さんにお伝えしている、測定のタイミングの目安をご紹介します。
◾️朝は、起床後1時間以内、排尿を済ませてから、朝食や薬を摂る前に測る
◾️夜は、就寝前の落ち着いたタイミングで測る
◾️朝・夜それぞれ1〜2回、同じ時間帯を目安に測定する
◾️測定前は5分ほど椅子に座って安静にし、深呼吸をしてから測る
◾️会話をしながらや、測定直後に立ち上がったりせず、腕を心臓の高さに保つ
「毎日同じ条件で測る」ことが、数値の変化を正しく比較するうえで大切なポイントです。
記録を続けるための工夫
継続して記録することは、実はハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。無理なく続けるための工夫をいくつかご紹介します。
◾️血圧手帳やスマートフォンのアプリを使い、数値を記録する習慣をつける
◾️測定した血圧計自体に記録機能がある場合は、それを活用する
◾️「歯磨きの後に測る」など、既にある生活の習慣とセットにする
◾️数値だけでなく、体調や前日の出来事(睡眠不足、飲酒など)も一言メモしておく
数値の背景にあった出来事を一緒に記録しておくと、後から振り返った時に「どんな時に上がりやすいか」が見えてきて、生活の見直しにもつながります。
食事以外で意識したい、日常生活の工夫
血圧は食事の影響も大きいですが、今回は生活面での工夫に絞ってお伝えします。
◾️睡眠不足や不規則な睡眠は血圧を上げる要因になるため、就寝・起床の時間をできるだけ一定に保つ
◾️急激な温度差(冬場の脱衣所と浴室、夏場の屋外と冷房の効いた室内など)を避け、身体への負担を減らす
◾️適度な有酸素運動(ウォーキングなど)を、無理のない範囲で継続する
◾️ストレスをためこまず、リラックスできる時間を意識的につくる
◾️排便時に強くいきむ習慣がある方は、一時的に血圧が大きく上がることがあるため注意する
数値の変化に気づいたら、一人で抱え込まずに
記録を続けていく中で、「最近数値が高めが続いている」「以前より変動が大きい」と感じることもあるかと思います。そうした変化に気づいた時こそ、ご自身の生活を見直すよいタイミングです。数値の記録をお持ちいただければ、当院でも生活面からの改善点を一緒に考えることができます。
血圧管理は、一度きりの数値ではなく、日々の積み重ねの中で見えてくるものです。皆さまが無理なく続けられる形を、一緒に見つけていければと思います。血圧のことで気になる点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
西新宿セルフライフ内科クリニック
看護師 平田
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