
こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
毎年受けている方も多い健康診断ですが、届いた結果を開く瞬間は、何度受けても少し緊張するものです。
特に問題ないだろうと思いながら目を通していたら、「血管年齢」の数値が実年齢を上回っていて、思わず二度見してしまった・・・。そんな経験をお持ちの方が、実は少なくないことをご存じでしょうか。
実は、この数値が実年齢よりも高い場合、体内では「動脈硬化」という血管の老化現象が、想定以上のスピードで進行している可能性があります。
動脈硬化は加齢に伴い誰にでも起こる自然な変化ですが、その進行スピードには個人差があり、日々の生活習慣によって大きく左右されます。
そこで今回は、動脈硬化の仕組みや無症状で進む理由、そして働く世代に特に多い原因について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
動脈硬化とは?血管が老化する仕組み
まず、動脈硬化とはどのような状態を指すのか、基本的なところから見ていきましょう。
動脈硬化をひと言でいうと「血管の内側にゴミが溜まって硬くなり、血液の通り道が狭くなってしまう状態」のことです。
本来、健康な血管は「柔軟なゴムホース」のような弾力を持っています。
心臓から勢いよく血液が送り出されても、血管がしなやかに伸び縮みすることで、その衝撃を上手く吸収してくれます。
しかし、血液中のコレステロールなどが血管の内側に長年溜まっていくと、血管はしだいに弾力性を失い、まるで「錆びついて硬くなった金属パイプ」のようになってしまいます。これが動脈硬化です。
血管が金属パイプのように硬くなると、しなやかに広がらなくなるため、心臓はより強い力で血液を押し出さなければならなくなります。その結果、血管にかかる圧力が強まり「高血圧」を引き起こしやすくなります。
さらに、溜まったゴミのせいで通り道が狭くなると、血液がスムーズに流れなくなります。これにより「血管が詰まりやすくなる」だけでなく、硬くもろくなった血管の一部が破れてしまうリスクも高まってしまうのです。
このように、動脈硬化は気づかないうちに血管を傷つけていきます。実年齢が同じであっても、日頃の生活習慣の違いによって、血管の健康状態(血管年齢)に大きな差が開いてしまうのはこのためです。
実は、近年の健康診断のデータや研究でも、特に20代〜50代の「働く世代」で実年齢以上に血管の老化が進んでいる人が多いと言われています。
乱れがちな食生活や運動不足、慢性的なストレスや睡眠不足といった働く世代特有の生活環境が、知らず知らずのうちに血管の老化スピードを加速させているのです。
症状がないまま進行する「動脈硬化」の注意点
ここまでで特に知っておいていただきたいのは、動脈硬化そのものには自覚症状がほとんどないという点です。
動脈硬化は、血管が少しずつ硬く狭くなっていっても、初期の段階では痛みやしびれといった分かりやすい症状が現れることはありません。
多くの方が動脈硬化の異変に気づくのは、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症といった、命に関わる重大な症状が突然現れたときです。
血管が完全に詰まったり、破れたりして初めて症状として自覚されるため、「昨日まで元気だったのに」と感じる方が非常に多いのが、この病気の危険なところです。
だからこそ、症状が出てから対応するのではなく、症状が出る前の段階で、血管の状態や、その原因となる生活習慣に目を向けておくことが非常に重要になります。
働く世代に多い、動脈硬化を早める原因とは
では、なぜ働く世代において、動脈硬化という血管老化が実年齢以上のスピードで進んでしまうのでしょうか。ここでは、代表的な原因を見ていきます。
① 高血糖・高血圧・コレステロールの高い状態
偏った食生活や運動不足、過度な飲酒などによって引き起こされる「高血糖」「高血圧」「高コレステロール(脂質異常)」は、いずれも血管の内側を傷つけ、動脈硬化を進行させる直接的な原因になります。
これらは個別に見ると軽度であっても、複数が重なることで動脈硬化の進行スピードが何倍にも加速してしまうことが分かっています。
原因が一つに絞られていないからこそ、対策も一つに絞らず、総合的に見直すことが求められます。
② 慢性的なストレスと睡眠の質の低下
仕事のストレスや、睡眠時無呼吸症候群などによる慢性的な睡眠不足は、血圧や血糖値を上昇させるホルモンの分泌を通じて、間接的に動脈硬化を早める原因になります。
日中の症状としては疲労感や集中力の低下程度であっても、その裏側で血管の老化が進んでいる可能性があるという点は、見過ごせません。
表面的な症状の軽さと、内側で進行している変化の重さが釣り合わないことこそ、この原因の厄介なところです。
③ 運動不足・脂肪肝などの代謝の乱れ
デスクワーク中心の生活による運動不足や、それに伴う脂肪肝といった代謝の乱れも、動脈硬化を進行させる原因のひとつです。
体重の増減という分かりやすい症状がなくても、身体の内側では動脈硬化につながる変化が進んでいることがあります。生活習慣そのものが原因になっているため、特別な治療より先に、まず日々の習慣を見直すことが対策の第一歩になります。
④ 喫煙
たばこの煙に含まれる有害物質は、血管の内側を覆う血管内皮の働きを低下させ、血栓をできやすくすることで、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めます。一本一本の喫煙による血管へのダメージは自覚しにくいものですが、吸い続けた年数や本数に応じて、血管の老化は着実に積み重なっていきます。
このように、これまでご紹介してきた高血糖、高血圧、脂質異常症、脂肪肝、ストレス、睡眠の質の低下といったそれぞれの原因は、独立した問題ではなく、すべてが動脈硬化という病気につながっています。一つひとつの原因は軽度で症状がなくても、これらが積み重なることで、血管年齢は実年齢を追い越すスピードで老化していってしまうのです。
まとめ
動脈硬化とは、誰にでも起こる自然な血管老化のひとつですが、そのスピードは、日々の生活習慣が生み出す原因の積み重ねによって大きく変わります。
そして最も注意すべきは、動脈硬化がどれだけ進行しても、はっきりとした症状としては現れにくいという点です。
症状がないからこそ、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な形で突然表面化してしまうのが、この血管老化の危険な部分です。
「健康診断で血管年齢が実年齢より高いと言われた」「血糖値や血圧、コレステロールなど、複数の項目が気になっている」という場合は、その原因を正しく知ることが改善への第一歩です。動脈硬化とは何かを理解し、原因を一つひとつ整理していくことで、対策の方向性も見えてきます。一人で抱え込まずに、まずは西新宿セルフライフ内科クリニックまでご相談ください。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
① 把握
まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
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そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。
また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。
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だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。
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治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。
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