
こんにちは、西新宿セルフライフ内科クリニック院長の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
日々忙しく働いていると、自分自身の体調にじっくり向き合う時間は、なかなか取れないものです。
「健康診断ではいつも『血圧正常』の判定なのに、なんとなく頭が重い」「肩や首のこりがなかなか抜けない」ということはありませんか?
そのような症状に、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
働く世代の方の多くは、こうした不調を「疲れ」や「肩こり」として片付けてしまいがちです。しかし実は、健康診断の数値だけでは見えないところで、高血圧の状態が進行しているケースが少なくありません。
高血圧は、自覚できる症状が出にくいまま進行する病気であるため、「健康診断で指摘されていないから大丈夫」と考えてしまいがちですが、そうした方ほど注意が必要です。
実際、来院される患者さんの多くが、健康診断の数値ばかりに注目してしまいがちです。
しかし、数値が正常範囲内であっても、身体には何らかの症状が現れていることがあり、その状態を放置してしまうケースが少なくありません。
そこで今回は、なぜ健康診断の数値だけでは血圧の変化に気づきにくいのか、その仕組みと原因、そして症状を放置してしまった場合のリスクについて、詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
血圧が上がる仕組みとは?健康診断だけでは分からない理由
初めに知っておいていただきたいのは、血圧は1日の中でも常に変動しているということです。
血圧は、朝起きたときや緊張する場面では上がりやすく、リラックスしているときには下がりやすいという性質を持っています。健康診断で測定するのは、あくまでその一瞬の数値にすぎません。
そのため、健康診断の場ではリラックスして正常な数値が出ていても、普段の生活の中、特に職場や自宅では、血圧が高い状態になっているケースも少なくありません。
反対に、病院という環境そのものに緊張してしまい、普段より血圧が高く出てしまう方もいます。
つまり、健康診断の1回の数値だけで「自分は高血圧ではない」と判断することは、決して十分とはいえないのです。
では、なぜ働く世代にとって、こうした血圧の変動が起こりやすいのでしょうか。その大きな原因のひとつが、仕事による緊張やストレスです。
私たちの身体は、緊張やストレスを感じると、身体を活動的にする「交感神経」が優位になります。交感神経が優位になると、血管が収縮し、心臓もより強い力で血液を送り出そうとするため、血圧は自然と上昇します。出勤中の満員電車、会議の前、納期に追われているときなど、働く人にとって緊張を感じやすい場面は日常の中に数多く存在します。こうした場面のたびに血圧が上昇していても、健康診断の穏やかな環境下ではその高血圧の実態が見えにくく、症状として自覚されないまま見過ごされてしまうのです。
だからこそ、「出勤中は緊張しやすいから仕方ない」で終わらせず、日々の生活習慣そのものにも目を向けることが大切です。
仕事による緊張やストレスに加えて、働く世代ならではの生活習慣もまた、血圧を押し上げる大きな要因になっています。
働く世代に多い、血圧が上がる原因と放置のリスク
ここからは、働く世代に多い、血圧が上がる具体的な原因と、放置した場合のリスクについて見ていきます。仕事によるストレスだけでなく、外食や睡眠、運動といった日々の生活習慣も、血圧の上昇に大きく関わっています。ここでは、代表的な3つの原因をご紹介していきます!
① 外食・コンビニ食に多い塩分の摂りすぎ
忙しい働く人にとって、外食やコンビニ食は欠かせない存在です。
しかし、こうしたメニューには、味を濃く仕上げるために多くの塩分(ナトリウム)が使われている傾向があります。塩分の摂りすぎは体内に水分を溜め込みやすくし、血管にかかる圧力を高めるため、高血圧の直接的な原因になります。
② 慢性的な寝不足・残業による自律神経の乱れ
残業や付き合いが続き、睡眠時間が短くなったり、睡眠の質が低下したりすると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
本来、夜間は身体をリラックスさせる「副交感神経」が優位になり、血圧も落ち着いた状態を保ちますが、睡眠不足が続くと交感神経が優位な状態が夜間も続き、血圧が下がりにくい身体になってしまいます。この慢性的な自律神経の乱れも、高血圧を引き起こす大きな原因です。
③ 運動不足・喫煙・飲酒の機会の多さ
デスクワーク中心の生活による運動不足は、血管の柔軟性を保つ働きを低下させ、血圧をコントロールしにくくする原因になります。
また、喫煙は血管を収縮させて血圧を急上昇させ、過度な飲酒も血圧を上げる原因のひとつとして知られています。働く世代は、こうした要素が重なりやすい生活環境にあるといえます。
これら3つの原因は、それぞれ単独で作用するのではなく、日々の生活の中で複雑に重なり合いながら血圧を押し上げていきます。
そして、この状態を「健康診断の数値に異常はなかったから」「症状がないから」と放置してしまうと、血管の壁は少しずつ傷つき、動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進むと血管はさらに硬くなり、血圧はより上昇しやすくなるという、抜け出しにくい悪循環に陥ってしまいます。
高血圧の危険なところは、この悪循環が進む間も、はっきりとした自覚症状が出にくいという点です。そのため、多くの方が目立った症状のないまま、気づかないうちに動脈硬化を進行させてしまいます。
そして、この状態を長期間放置した結果として、脳卒中や心筋梗塞といった、命に関わる重大な合併症を引き起こす原因になることが分かっています。
だからこそ、「症状がないから大丈夫」と自己判断したり、健康診断の数値だけに頼ったりせず、日常的にご自身の血圧の状態を把握しておくことが、高血圧による重大なリスクを防ぐための重要な一歩になります。
まとめ
高血圧というと、健康診断で指摘されて初めて気づくものだと考えている方も多いかもしれません。
しかし、ここまでご紹介してきたように、高血圧は健康診断の結果だけでは見えにくく、目立った症状がないまま静かに進行してしまう病気です。仕事のストレスや外食による塩分の摂りすぎ、寝不足、運動不足といった原因が積み重なることで、働く世代の血圧は、思っている以上に上がりやすい状態にあります。
健診で異常がなくても体調に違和感がある方や、目立った症状がなくても血圧が気になる方はもちろん、ご自宅での測定で135/85mmHg以上が続く場合も高血圧が疑われます。気になる症状や数値がある方は、早めに当院へご相談ください。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、「すべての世代が安心して生活できる人生」の実現を目指し、日常に寄り添う医療を提供しています。
私たちが大切にしているのは、「把握・体験・納得」が1日で完結する医療です。
① 把握
まず大切なのは、「今の自分の状態を正しく知ること」です。
当院では、血液検査やX線検査をはじめとした7種類の検査を実施しており、最短10分で結果をご確認いただけます。
忙しい毎日の中でも、その日のうちにご自身の身体の状態を把握し、必要な対応につなげられる環境を整えています。
② 体験
医療を受ける時間そのものも、できるだけ負担の少ないものでありたいと考えています。
そのため当院では予約制を導入し、待ち時間を最小限に抑えています。
また、事前決済にも対応しているため、会計待ちの時間も短縮可能です。
「病院に行くのは大変」「時間がかかる」というストレスを減らし、無駄のないスムーズな医療体験を提供します。
③ 納得
患者さん一人ひとりに、大切にしたい生活や価値観があります。
だからこそ当院では、「ただ治療を受ける」のではなく、ご自身が納得しながら選べる医療を大切にしています。
管理栄養士を中心とした医療チームが丁寧に対話を行い、生活背景や日々の過ごし方に合わせた治療設計を一緒に考えていきます。
治療の本当のゴールは、単に数値を改善することではありません。
仕事や家庭、趣味や大切な人との時間を、自分らしく前向きに楽しめる毎日を取り戻すこと。
そして、「ここに来てよかった」と少しでも安心して帰っていただくことです。
診察を終えてクリニックのドアを出るとき、来院前より少しだけ足取りが軽くなり、前向きな気持ちになれる。
西新宿セルフライフ内科クリニックは、そんな皆さまの“身近な相談窓口”でありたいと考えています。
ご予約はこちら